活動報告・レポート
2011年4月29日(金)
メーデー
メーデー

和歌山市内で開催されたメーデーに出席いたしました。今回のメーデーは東日本大震災もあったことから、行進は取り止めて式典だけの開催となりました。式典では震災の支援について、震災被害からの復興についての挨拶とアピールがありました。

被災地ではテレビで報道されている以上の状況となっているようです。例えば、子どもだけが残された避難場所での生活、子ども時代を卒業して大人になっている姿があるようです。被災地に立つと言葉を失う状況だそうです。言葉にならない状況とはどんな現場なのでしょうか。想像もできませんが、常識の範疇を超えていることは分かります。

被災地支援に向けて日本人として支援することは当たり前のことであり、和歌山県で暮らしている私達ができることは間接的な支援だけですが、出来ることには取り組んでいます。また自粛をすることが支援になるかどうかの問題があります。被災地以外の地域が経済活動を自粛することは、決して支援にならないと思います。馬鹿騒ぎは論外ですが、自分達ができる仕事やイベントは従来通り実施することが経済的にも元気を保つ意味でも、そして地域の一帯感を生み出すためにも必要なことです。

労働者の祭典であるメーデーですが、今回は被災地支援、そして私達が災害に直面した時に考えるべきことを示唆してくれる内容となりました。

災害からの脱出は決して他人事ではなくて、私達個人の問題です。今痛みを感じること、出来ることを考えることが実行すべきことです。防災について、災害支援について深く考える契機となりました。

卯月流舞踊

和歌山市民会館で卯月流舞踊発表会があり会場に赴きました。一年に一度の発表会ですが会場は超満員で、熱気溢れる発表会となりました。参加した皆さんの舞踊を見せてもらいましたが、舞台に映える踊りでした。お稽古をする場所と市民会館の舞台の雰囲気は違いますから、舞台の全てを活用した踊りは難しいと思いますが、まるで常にここで踊っているような出来栄えでした。

後援会活動と選挙戦があった2011年前半は、芸術や文化に親しむ機会はありませんでした。今日の舞踊鑑賞は心の安らぎになりました。芸術は心にゆとりを与えてくれますし、また明日への活力を与えてくれます。活力を与えてくれる源泉は出演者の皆さんのエネルギーです。今日の日のために一年を通じてお稽古をしてきた成果が感じられますが、その費やした時間のエネルギーが感じられるのです。

出演者の皆さんに感謝申し上げます。そしてこの日のために費やした時間が、観る人にエネルギーを与えてくれるのです。

災害への対応

東日本大震災を受け、和歌山県で災害発生時の対応の見直しが図られています。専門家の方を交えて意見交換を行いました。考えるべきは、災害発生時の対応と防災対策の二点です。防災対策は耐震補強と室内対策がありますが、中でも室内対策は重要です。室内対策をしておかないと、どれだけ建物の補強をしていても生命を守れないからです。テレビや箪笥の下敷きになると脱出できないばかりか生命の危機に晒されます。生命を守るためには室内対策は絶対に必要な措置なのです。

ところが全ての公共施設や官公庁、会社で室内対策が出来ているかというと、そうではありません。形だけは室内対策をしている建物がありますが、専門化が施工していないことから、簡易な固定や明らかに倒れてくるような施工をしている箇所があるようです。予算を削ることを優先させる余り、目的である生命を守ることが出来ていない建物があるのです。予算を削減して形だけの室内対策をしても全く意味はありません。震度3程度なら室内対策は有効だとしても、震度6が発生した場合に何の効果もないような施工をしているようなら問題です。これから現場の確認に入りたいと考えていますが、形だけの施工をしている箇所は改善を要望し、職員さんの生命を守るために訴えたいと考えています。

また観光地の防災対策について以前、県に対して提言したことがありますが、その後、改善されていないと認識しています。観光地の防災対策は、観光立県和歌山県としては重要なことで、お客さんを災害から守る取り組みをしていることが、観光立県和歌山県を指向しているわが県にとっては当たり前のことです。ホテルや旅館の耐震補強は当然のこと、室内対策を実行していることが観光地の建物にとって必要なことです。和歌山県こそ観光地防災の取り組みが必要なのです。和歌山県の観光地の防災対策は万全なのでお客さんには訪れて欲しいと広報することが必要なことです。

消防のような防災対策の適合表示はありませんが、これから必要に迫られると思います。安心して宿泊できる施設であることを証明するマークも検討課題となります。和歌山大学観光学部の学生の研究課題として取り上げてもらうことも一考です。幸い和歌山大学内には、防災研究教育センターがあります。防災を研究する機関が大学に設置されているので、この機関との連携を図ることも必要です。

自治会会合

夜は自治会会合の機会を持ちました。地元自治会の新年度の役員体制を決定するためです。今日の話し合いで三役案が決定しました。5月に開催予定の自治会総会の場で人事案が承認された場合、新役員によって自治会運営が成されることになります。新役員が一丸となって自治会活性化のための活動をしたいと考えています。

その他

ある人との懇談。新しい議員が決まりましたが、早くも当選した直後から偉そうにしている議員がいるようです。選挙までは謙虚な姿勢を示していた人が、議員に当選した直後から偉そうにしていると聞きました。選挙は一人で出来るものではありません。支援してくれている全ての皆さん力があって議会に送り出してもらえるのです。投票日が過ぎると、そんな当たり前のことを忘れてしまう人がいるようです。

投票日の前と後で態度が変わるような議員に地方政治を任せることを躊躇っている有権者の方がいます。当選させてしまったことはどうしようもありませんが、二度と同じ過ちを繰り返さないことと、有権者の皆さんからの十分な監視をすべきだという話をしてくれました。

当選前は頭を下げていた人が、当選後は反り返っている議員がいると聞きました。態度を急変させるようでは、私達の心を託せられる議員ではないということです。