市内の某企業の朝礼に参加しました。ここで和歌山市内においても東日本大震災の影響を受けて新年度の生産体制の見通しが立たない状況を話し合いました。在庫部品が残っている期間は製造を続けられるとしても、部品調達ができなくなると製造が止まる恐れがあります。大震災への哀悼と支援は絶対的に必要ですが、その影響で経済活動が止まることは地方経済に多大な影響を与えることになります。
地方の会社を守るためにも、やるべきことはやらなければならないのです。生産活動を止めることは、私達の暮らしを守れないことになります。私達の県のことは私達が決定すする意思を持ちたいものです。その意味からも統一地方選は私達の意思を表す場面として必要なものです。
午前9時過ぎからの某クラブの集まりに参加しました。ここで県政報告をさせてもらいました。地域力を高めることに協力して欲しいことを伝えました。それは防災だけではなくて、スポーツや文化活動に参加することで活力を生み出せるからです。スポーツを通じて自己実現を図っている皆さんに対して、平成27年度の和歌山国体と関連づけた支援の必要性を感じました。
競技する人と支援する人を分けることが必要なのです。良くあることですが、競技者が資金集めをしていると練習ができなくなります。競技者が政治的動きをしていても競技ができなくなります。役割分担を図った取り組みが必要なのです。和歌山県の場合、競技者が全ての役割を担うことが見受けられます。競技力の低下は、主体となる人とそれを支援する人の体制が確立できていないことが問題です。
和歌山国体を機に、スポーツのあり方を考えたいと思います。
お昼の時間を利用して某企業に入らせてもらいました。従業員の皆さんに集まっていただき、県政報告の時間をいただきました。社長を初めとする皆さんに感謝しています。
東日本大震災の被害による復旧に際して、建築資材や部材が不足しています。仮設住宅建設に関しても何もかも不足していることから、国内の建築資材を被災地向けに振り当てています。そのため各地で建築資材が不足し始め、住宅着工やリフォーム需要が賄えなくなっているのです。
住宅建設の基準と仮設住宅の材質の基準は異なっていて、仮設住宅の建築基準方が緩やかなのです。ですから基準を満たしている国内産の建築資材は従来の住宅建設に利用して、仮設住宅用の建築資材は仮設住宅用として、各国に支援の依頼をすべきだと考えます。
まさに適材適所が必要なのです。被災地の支援は絶対に必要ですが、仮設のものと本格的な建築物の資材を一緒にしていては、建築資材が不足するのは当然のことです。必要な建築資材の支援を求めること、地方都市における国内製の資材の採用に関しては、地方の金融機関の支援を求める方法も考えられます。
行政機関の施策の是非を言うだけではなくて、このような政策提言できる議員を議会に送り出して欲しいのです。私達の思いを伝える方法が今回の統一地方選なのです。一緒に途方に暮れていないで、一緒に活動できる機会を作ることで経済活動、地域の活動を上向かせたいと考えています。
市内の某自治会会長が一緒に歩いてくれました。ここで課題が見つかりました。和歌山市内では十分な津波対策が取られていないことです。今回のような大津波が発生したら、既存の対策は全く役に立ちません。構造物を強化することには限界がありますが、津波から逃げる方法を検討することは可能です。
つまり自治会と公的施設や民間施設の間において、非常時に逃げ込めることの協定を締結しておきたいとするものです。例えば、県立医科大学看護学校の寮が存在しています。
先の3月11日の東日本大震災の日に和歌山市内でも大津波警報が発令され、逃げた人がいます。ところが8階建ての看護学校の寮は地元の皆さんに開放されなかったのです。非常時に地元の皆さんを受け入れてくれない行政機関はあり得ません。避難場所を認識しておくことが大切で、非常時には民間の施設に逃げ込める体制を整えておきたいものです。
またこの地域では、堤防が高く積み上げられていますが、水門付近の堤防は従来の状態のままで、津波への対応ができていません。水門付近の従来の堤防の高さは1メートル程度で、大津波が発生した場合、逃げ道がないことになります。
この自治会長と話し合い現場を見せてもらった後に、お互いの意見交換を行いました。
夜は後援会の会合を行いました。告示前の最後の機会となりました。これまで参加してくれた皆さんに感謝していますし、最後の会合に参加してくれた人には心よりお礼申し上げます。支えてくれている人のことは分かっています。大切な仲間を見つけたように感じています。