知人の紹介で市政を良くするための応援の言葉を伝えさせてもらいました。最初に知人からの挨拶がありました。いつものことですが素晴らしい内容でした。思いと形は違うものであり、思いを伝えるためには形にしないと分からないという言葉がありました。
これは思っていても行動に移さないことには、思いは形になって姿を現してくれないということです。誰にも知られずに思うだけなら誰にでもできます。理想を描くことかできても、実現させるためには苦しくても行動が必要です。行動の無い思いは、思わないことと同じです。
人としてなりたい自分を思わないことは、自分の社会的存在は何も無いことを示しています。そんな人生の選択はあり得ないことです。
思いと形を一致させることがあるべき姿なのです。
それを受けて私からは、思いを持って行動する人が登場してくれることは素直に嬉しいことを伝えました。思いを持っていても、形にすることは思うことの一万倍も難しいことです。行動に移すエネルギーの大きさは、社会の大きな課題に挑戦した人でないと分からないものです。自分を奮い立たせ行動を起こさせる動機と強い気持ちを持ち続けなければならないからです。瞬間熱することは誰にでも出来ることです。ところが長い時間、燃え続けることは簡単ではありません。
ところが地域には、そして地域力を高めるためには、思いと行動を継続できるリーダーが必要なのです。そんなリーダーが地域にいることで地域力を高めることが可能です。防災を初めとする対応は地域力がなければ埋まらないものです。
リーダーが誕生しようとする瞬間を、作り出してくれる人の存在があることは頼もしいことです。私達の思いを託すことの出来る人の誕生を期待して、支えたいと考えます。
東北地方の津波被害を悲しむ心を持つことは必要です。この思いは被災者の皆さんに伝わると信じています。思いを義捐金や支援に回すことは、もっと気持ちを表すことになります。しかし和歌山県に暮らしている私達ができることは、悲観することでも萎縮することでもないのです。自分達の日常活動を、元気を持って続けることが地域力を高め、それが被災地の支援につながるのです。統一地方選を実施して地域で私達の意見を議会に届けられる人を選ぶことはとても大切なことです 悲しいから何も行動しない、悲しいから議員を選ぶことは意味がないと思うことは地域力を低下させます。
私達が被災地に飛んでいけないのであれば、地域のリーダーを選び、議員として被災地に飛んでもらうと良いのです。議員に思いを託して和歌山県の思いを伝えること、そして支援活動を体験してもらうことが大切なのです。民意を反映するべき議員を選ぶことはいけないことだと思うことは、民意を反映する機会を持つことを否定することです。
居るだけの議員は必要ないのです。思いを分かってくれる、そして行動できる人を議会に送り出して下さい。それが地域の力なのです。良いリーダーを選ぶことは地域の力を高めることなのです。萎縮することを選ぶのではなくて、希望を抱かせてくれるリーダーを選ぶべきです。強さとは口先だけの訴えではなくて、心に行動が伴っている状態を指すものです。
強いリーダーを選び出して欲しいと強く願っています。
今回で13回目を迎えた写真展が開催されています。例年通り地域の公民館で開催されているので鑑賞に行きました。1年間の活動の成果を拝見させてもらいました。写真は思いを伝える手段です。思ったこと、気付いたことを写真という形のあるものにして表現しているのです。
会員の皆さんの行動力を写真を通じて感じ取りました。
和歌山市のコミュニティエフエムであるエフエムバナナ。スタッフでありパーソナリティでもある山崎文香さんが平成23年3月末を持って、エフエムバナナを卒業することになりました。関係者、パーソナリティが集まって送別会を行いました。皆さんの言葉が現実を創ってくれた素晴らしい送別会になりました。
これだけの言葉の花束が詰まった会を体験したことがありません。参加した約40名の皆さんの送別の言葉の束は約1時間超あったと思います。中身の濃い素晴らしい贈るメッセージがありました。私も学ぶことがたくさんありました。
- 山崎さんは4月から音楽を学ぶために京都に旅立つことになっています。新しい環境で起きることは、まったく白紙です。白紙とは不安なものですが、白紙には希望があるのです。書かれていないだけなので、自分で書き込んで行くこと、活動の余地があることが白紙なのです。不安な白紙の状態ですが、未来はここから始まります。
過去の上に立って未来があります。未来は見えないものですが、見えないものに向かう不安を乗り越えて、未来は今日になるのです。夜の向こうで出番を待っている今日を迎えるために、今に全力を尽くしたいものです。 - 居心地の良い場所を捨てて、新しい世界に向かうことは簡単ではありません。それでも夢に向かうことが人生なのです。やりたいと思うことに向かうこと。それが成長させてくれる要因となります。
- 子どもが夢を持っていないと言われます。その前に大人は夢を持っているのでしょうか。子どもを教えている学校の先生は夢を持っていますか。持ってないと思います。教師は教頭先生や校長先生になるという夢を持つべきです。校長先生になったら、どんな学校にしようか夢を描くべきです。教頭先生になったら、次は校長先生を目指して夢を描くべきです。教師は自分の担任するクラスが全国一になるための取り組みをすべきです。勉強、体育など、どの分野でも良いのです。日本一のものを目指すクラスの教師であって欲しいものです。
大人こそが夢を持つべきです。夢を持たない大人は子どもに夢を与えられないのです。社会は夢で溢れて欲しいと思います。夢は社会に充満しているものではありません。大人の夢の大きさが社会を形成しているのです。今日の夢が明日の現実になります。明日に起きることは、今日、誰かが思い描いている夢が実現したものです。それならば自分達が描く夢を実現させたいものです。 - 「大好きな音楽に囲まれた職場で仕事ができることは幸せです。こんな幸せな時間を過ごせたことは夢のような時間でした」。この言葉を聞いて、夢とは現実の中に潜んでいること気付きました。
現実とは自分の夢が実現しているものであることを気付きません。ところが現実は夢が適った状態のものです。夢のような現実は、夢が現実になったものです。ですから楽しい現実、幸せな現実の中に生きたいものです。もし不安な毎日があるようなら、違う夢を見たいものです。
夢の溢れたエフエムバナナ。一人ひとりの小さな夢を実現させているエフエムバナナは、和歌山市の誇りです。そして山崎文香さん。素敵な時間をありがとうございました。