和歌山市内の福祉施設を訪問しました。理事長が朝礼にお招きしてくれたためです。少し早い時間に訪問して理事長と防災対策について話し合いました。ここでは入居者への安全と安心を提供することに力を注いでいます。敷地内にヘリポートがありますし、飲料水は敷地内に40トンの貯水タンクを設置して、万が一の事態に備えています。福祉施設としてはこのような防災対策を講じる必要はないのですが、予想されている大災害に備えているのです。コストと入居者の皆さんの生命と安全を考えた時、後者を優先するのは当然のことで、そのための設備投資を行っています。
また地域の皆さんの避難施設としての役割を果たそうとしています。海抜40メートルに位置しているこの福祉施設は、紀伊半島に津波が到来しても安全な範囲にあります。入居者の方は勿論のこと、その家族、そして地域の皆さんに避難してもらえる環境を整えています。
津波対策は困難が伴いますが、地理的条件、防災対策を実施することによって安全を保っています。万が一にでもこの福祉施設が津波に襲われるような事態が発生すれば、和歌山市内は壊滅状態になります。避難施設のあり方の参考になる話し合いをしました。
また3月11日の東北関東大震災発生に伴って和歌山県内にも大津波警報が発令されました。この福祉施設では敷地内の適切な場所に避難を行っていることを付け加えておきます。
和歌山市内のライオンズクラブで和歌山市北部の直川地域に植樹を行いました。私も参加して、会員の皆さんと一緒に植樹を行いました。平成22年に植樹した木は大きく育ち、この桜に蕾が芽生え、今年の春には花を咲かせてくれそうです。毎年、植樹することによって、直川の河川敷が桜やツツジを咲かせてくれることを想像しています。
社会に貢献できる活動に参加できることは幸せなことです。参加することで得られるものの方が、参加しないことによって得られないものよりも大きな収穫があります。
時間が限られた中でしたが、参加して良かったと感じています。
市内の福祉施設でミニ集会をさせてもらいました。入居者とその家族の皆さんに、県政報告を行いました。現時点で実施している県政報告は、和歌山県の防災対策を主体としています。まず生命を守ることを訴えています。
現在、和歌山市との間で、災害発生時に地域の皆さんが避難できる福祉施設になるための協議を続けています。指定を受けることによって福祉施設が地域の防災拠点となり得るのです。防災指定施設が地域にあると、地域にとって心強い存在になります。
予算や前例がないことを理由に指定の検討が遅れていますが、そんな検討をしている時間はありません。国内で大災害の実例が発生しているのですから、和歌山県がのんびりと検討している余裕はないのです。
まして災害の拠点として地域の安全を守りたいと申し入れをしている福祉施設があるのに、それを受けない行政機関のあり方が問題です。早く協定を締結できるように働き掛けたいと考えています。
災害発生時のインフラ間の復旧順位は、第一番に災害際対策の指揮を執る官公庁であり、二番目は命を守る医療機関です。災害弱者が入居している福祉施設の優先順位はその次になりますが、出来ることなら医療機関と同列の扱いをすべきだと考えます。病気の人、高齢者の皆さんを大切に思う気持ちを持った地域でありたいからです。
地域としての防災対策に力を入れる所存です。
- 皆さんのところへの訪問を続けています。皆さんの意見を直接聞ける活動を続けることは恒常的な活動ですが、只今のところ津波対策、和歌山県としての防災対策について聞かれることが大半です。
地域の不安を取り除くための話をしていますが、万全な対策はないため説明の難しさを感じています。少なくとも、私達の思いを実現させるために議員活動をさせてもらいたいと思っています。 - 通夜式に参列しました。お世話になっている浅井県議会議員の奥様がお亡くなりになったからです。有田市まで自動車で走りお別れを告げてきました。心中を察することは出来ませんが、心からのご冥福をお祈りしています。