活動報告・レポート
2011年3月20日(日)
ミニ集会
訪問活動

午前中は皆さんのところへご挨拶に伺いました。事務所にはお手伝い方が集まってくれて、後援会活動を実施しました。

いただいた意見は次のようなものがありました。

  • 大震災への対応がある中、「選挙をしている場合ではない」という意見がありました。
    これに対して選挙とは、私たちの代表を選ぶ機会であって行政機関の職員を選ぶものではないことを伝えました。地方自治体は応援体制を取って現地に飛んでいますから、空白の時間は許されませんが、議員は、その行動や規模が民意を反映した適切なものかどうか、これからの応援体制をどう整えるのかを提言する役割を担います。つまり議員が存在しなければ、行政機関の活動に民意は反映されないのです。それでも良いとする考え方がありますが、それは民主主義を否定するものであり、社会主義と呼べるものです。
    国家が、そして地方自治体が、権力を持って全てを誘導することが適切だと思うのかどうか考え方によりますが、現時点において、民意を反映する手段として民主主義以上の方法はありません。選挙で私たちの代表を選ぶ行為が無駄だと呼ぶのであれば、社会主義の世の中を選択することになります。
    社会主義化を是としないのであれば、非常時ほど民意を反映させるシステムを起動させるべきだと考えます。但し被災地を除いて正常に機能している地方自治体選挙での意見になります。
  • 田辺市に母親が住んでいます。津波の心配があり防災対策を強化して欲しいと要望がありました。

    紀伊半島の南側は、東南海・南海地震の影響を直接受けることになります。今回の事例において、津波被害は想定外の規模が起こり得ますから、対応を検討しても検討しすぎることはありません。田辺市の防災対策は田辺市がどの程度強化しようとするのかは、これからの話ですが、県としても強化支援をすべきものだと考えます。
ミニ集会

午後3時からミニ集会を実施しました。Nさんの自宅に30人を超える方が集まってくれました。お世話いただいたNさん、そして集まってくれた皆さんに感謝しています。ありがとうございます。「ありがとう、こんにちは」が助け合いの言葉になっていますが、奇跡を呼び起こしてくれるのが「ありがとう、こんにちは」の言葉です。この言葉を広めて素晴らしい日本を築きたいと思います。

さて集会では防災対策を最初に説明しました。今回の大震災を100パーセント防げる手段はないと思います。どれだけの予算を講じても万全の対策は困難です。議員の仕事としては、単に首長に被災者を受け入れることを要望するだけでは不足しています。被災者の受け入れを提案するだけなら、もっと早く実現させるべきことです。

議員は提案することと同時に自ら行動を起こせることが大切です。言うだけ、口先だけの議員は必要ないのです。公営住宅に被災者の受け入れを提案したことを自慢している議員が現れました。そんなことを良くやったと拍手を贈る人はいません。それよりも一人でも多く助けるために自ら受け入れ態勢を整えるための行動を起こすことが重要なのです。民間レベルでは既に受け入れ態勢を整えて、被災地の長と連携している事例があります。

行動力とは、県外のチャンネルを活かして即座に対応することです。椅子に座って指示をしていることや、行政機関の対応の遅さを指摘するだけでは何も動かないのです。非常時の対応として県は迅速な対応をしています。自分のことのように考えて行動しています。これは東北だけの問題ではなくて、日本全体の力を発揮する場面であり、和歌山県固有の安全対策の問題でもあるからです。

生命と財産を守ってくれる存在が国家であり地方自治体なのです。そのために税金を支払っていますし、権限を託しているのです。そして国民の権利を守るために歯止めを掛けているのが有権者の信託を受けた議員なのです。

誰が行動しているのかを見極めて下さい。これからの地方の政治を託すことのできる人を選んで下さい。議員の枠を越えて、私たちのために活動してくれる候補者を選んで欲しいのです。地域力とは民意の正しい集合体の力であり、権力の在り処を確かめ合えることです。誰か分からないところで物事が決定されてはいけないのです。

地域力を高めることは防災力を高めることになります。行政機関と民間の力を合わせられること。そして県外からの情報を独自のルートで入手して対応できる議員でありたいものです。

津波や東南海・南海地震を完璧に防げることはありません。ハード面の整備は勿論必要ですが、ソフト面の整備を充実させることの重要性も認識できます。正確な情報を早く把握する、そして対応策を策定して、県民の皆さんに伝えられることが必要なのです。そのためのしくみは予算の問題ではなくて、生命と安全に価値を持つかどうかで変わってきます。私たちと同じような価値観を持つ人を選択することが、和歌山県の将来に民意を反映させることになるのです。

以上のような話をしました。また防災対策に加えて新エネルギーの問題、地域振興の取り組みについて、そして和歌山市に夢と希望を与える取り組みについての説明も加えました。現実的な対応と希望の持てる取り組みが出来る議員を選んで欲しいものです。

訪問活動

ミニ集会終了後、某自治会副会長が周囲を紹介してくれました。「働かない議員は必要ない」と話して、他ではなく私を連れ回してくれたものです。色々な候補がいる中、心から感謝しています。権力からの攻勢に弱い人、寝返る人も存在しています。それでも、それに屈しない人もいます。後援会活動を通じて見えてくるものがあります。それは社会から勉強させてもらっているのです。

反面教師を傍に据えて、自らを正す姿勢を持ちたいものです。人から批判されるような生き方はしたくないものです。

会合

午後10時から、本日最後の会合がありました。終了したのが午前1時を過ぎていたように、有意義な会合となりました。自由人とはいるものです。40歳を超えると自由人でありたいと願って生活していたら、本当に自由人になっています。セミリタイアという言葉が似合い、そしてその余暇とも言える時間を大切にしている人が経営しているお店です。

自由な生き方をするためには社会からの信頼と、和歌山県にいながら東京から仕事が舞い込むことが必要です。社会的な自立は当然達成していることを前提として、自由人に脱皮できるのです。社会で信頼されていない自由人は存在していません。そんな珍しい自由人のお店で会合を催してくれました。

気に入ると開催してくれますし、気に入らないと金銭の問題ではなくお断りするそうです。自由人たちの集いに参画させもらって、また人としての幅が広がりました。