活動報告・レポート
2011年3月16日(水)
防災対策
訪問活動

午前中は皆さんのところを訪問いたしました。寒さが戻った中、一緒に歩いてくれたKさんに感謝しています。「昔はこの工場周辺も賑やかで、夏祭りも行っていたのですが、今では働く人も減り寂しくなりました」と話してくれました。かつての賑わいは感じられませんでしたが、いつの時代も働く人の汗は尊いものです。そんな尊い力を感じました。

Nさんも寒い中、一緒に歩いてくれました。事前に連絡をしてくれていたので、予定していた全員に会うことが出来ました。「私の顔があるから」と言って紹介してくれたことが嬉しいのです。顔が見える活動をしてくれている人には本当に感謝しています。

また「私は紹介する全ての人に会って話をしています」と話してくれたEさんに対して感謝の言葉を伝えると、「当然のことです。やると言ったら本当にやります。本当にやらないと口先だけの人になると信頼されなくなれますから」と笑ってくれました。心強く感じました。

防災対策

先輩のNさんを訪ねました。久し振りの再会を歓迎してくれました。特に今回の東北関東大震災に関して、「辛すぎて何も出来ないことを嘆いています」という思いを伝えてくれました。和歌山県がすべきことは何をおいても防災対策であることを伝えてくれました。

子ども手当てや高速道路無料化の予算を、被災地復興に回して欲しいと要望がありました。この件は多くの人から意見をいただいています。

そして子どもの防災対策に全力を尽くして欲しいと意見がありました。しかし現実は形だけの防災訓練になっていることの指摘がありました。それは次のようなことです。

昨日、市内の公立高校で防災訓練がありました。想定は新しい校舎で火災が発生したため、教室から運動場に非難する訓練でした。これはおかしいという意見です。今回の大災害を鑑みるなら、津波が発生したので地震対応している最も安全な新校舎に逃げ込む訓練をすべきだいというものです。全くその通りです。訓練は本番を想定しなければなりません。火災を想定した訓練を実施した理由は分かりませんが、関係者に問い合わせたところ、「シナリオは東北関東大震災の発生前に作成していたので、間に合わなかったのでは」というものでした。災害を想定して、シナリオ通りに進行するだけでは意味はありません。

災害発生時は行動の臨機応変さが求められますから、今回の防災訓練は津波を想定したものに変更して訓練すべきだったと考えます。 保護者から学校教育に関する不満があります。 また津波や地震発生が予想されている中、子ども達の登下校時の安全対策を講じて欲しいとの意見もありました。もし登下校時に津波が発生した場合、子ども達を守るために通学路にある会社や高いマンションに逃げ込めるように、行政指導して欲しいと言うものです。子どもは地域の宝物です。誰一人として欠かせてはいけないのです。母親のような強い気持ちで子どもを守る取り組みを提案したいと考えています。

他にも自治会で防災訓練を実施していないので不安であることを伝えてくれました。自治会によっては、日頃から防災訓練を実施している地域があります。そうでない自治会もあります。今週末、片男波自治会の防災の取り組みと今回の避難行動がテレビで紹介されます。情報に基づいて行動している自治会がありますから、参考にして欲しいことを伝えました。

また自治会と企業との防災協定についても協議しました。地域内に大きな建物を保有している企業がある場合、住民の皆さんが逃げ込めるように県が主導して協定を締結して欲しいというものでした。この防災協定の取り組みは以前から行動していますが、実現には至っていません。今回の事例を教訓として早期実現が図れるように取り組みます。

防災についての意見が数多く寄せられています。機会をいただけるならば、次の議会で取り上げたいと考えています。

ライオンズ理事会

和歌山ゴールドライオンズクラブ理事会に出席しました。東北関東大震災に関しての義捐金についてなどを協議し、方針を決定しました。早期対応ができたことに感謝しています。多くの人が心を痛めています。それは何かしたいけれど、何も出来ていないことに対してです。義捐金という心を伝える形を取りますから、理解して欲しいと思います。

社会は善意でつながっていることを信じています。

ミニ集会

午後8時からミニ集会を行いました。約50人以上も集めてくれた皆さんに感謝しています。仕事を終えたばかりなのに集まっていただき、熱心に聞いてくれました。今日の集会を開いていただいたこと、そして最後まで聞いて残ってくれたことに感謝しています。

私からは大災害への対応、宇宙教育、宇宙旅行構想について、和歌山県にとって夢のある構想を持ってくることについて、そして企業誘致について説明しました。

元気だとか、和歌山再生と簡単に言いますが具体策を提案している人は少ないのです。私は具体的な取り組みを説明していますから、自己責任を示しています。責任を果たすためには具体的な行動と提案が必要です。若い皆さんに対して、夢と期待感のある話をさせてもらいました。

いただいた質問は次の通りです。

  • 熊野古道にある企業の森を自分達で再生させる取り組みをしたいことの提案がありました。これは平成23年9月に実施したいと回答しました。企業の森のオーナーと日程調整いたします。
  • 県外企業を誘致することによって地元事業者の仕事がなくならないように配慮して欲しという質問がありました。企業誘致は地元振興が目的です。地元事業者が押し出されるようなことは考えていません。逆に地元事業者に仕事が行くようにしたいと考えています。仕事も雇用も運営も、地元が絡めるしくみを前提としています。地場産業振興というフレーズは使い易いのですが、それを実行する方法は助成金支出以外にありません。何故なら、当事者以上に当該の地場産業を知っている行政関係者は存在していないからです。市場、流通、商品の特性を知っているのは当事者ですから、主体者になれないのであれば、それを支援する方法は支援金だけなのです。
  • 地場産業を発展させるためには県外資本に引っ張ってもらって、仕事で組むことで経済効果を実現させたいと考えています。
  • JR和歌山駅前の通りは暗いので、クリスマスシーズンにはイルミネーションを点灯させて欲しいという質問がありました。その通りです。JR和歌山駅前通りはクリスマスの季節でも華やかさがありません。行政機関として華やかさを演出したいところです。これは難しいポイントは無く予算だけの問題です。予算措置をするかどうかの問題なので、結論を求めたいと考えています。
  • 議員の仕事、行動が分かりません。情報公開をして欲しいと思いますという質問がありました。これに関しては、議員に当選させていただいた8年前からホームページで活動を公開しています。毎日の活動報告を掲載していますので、是非ご覧いただきたいことを伝えました。