和歌山レオクラブ結成30周年記念式典が開催されました。招待を受けて参加しましたが、学生達が作り上げた素晴らしい式典でした。学生達の取り組みに感動しました。社会人からすると学生達の企画は青いのですが、それがとても魅力的なのです。社会にとっては意味も無く当たり前に思っていることが、実は当たり前でないことが分かるからです。
和歌山レオクラブの岡本みなみ会長の挨拶は素晴らしいものでした。岡本さんは20歳なので、生まれる前から和歌山レオクラブが存在していました。節目の30周年を迎えてもその歴史は知り得ません。しかし見たことのない先人に感謝し、現在支援してくれている人に感謝し、そしてこれからの和歌山レオクラブを支えてくれるもらいの会員のために活動の足跡を残そうとしている活動。素晴らしい精神を持っています。感謝できる気持ちを持っていることは成長するために必要な要素です。人に感謝できること、それを行動でお返しできることは、人として持ち合わせておくべき才能です。人に感謝できない人は、人から助けてくれることはありません。
20歳にして感謝の気持ちを持っているのは、和歌山レオクラブの活動で学んだことだと話してくれましたが、人を育てているクラブは素晴らしい存在です。これから50年先も続いて欲しい活動です。その頃、私は存在していませんし、岡本さんも70歳になって後輩の成長を見守っていることと思います。やがてそんな時が来ることを思いながら、感動の挨拶を聞いていました。
和歌山レオクラブの皆さんが生きている20歳代は夏の季節です。青空が突き抜け、太陽がまぶしい季節です。そして時々激しい雨が降り、入道雲が明日を語ってくれる季節なのです。熱くて激しい季節が20歳代なのです。
そして30歳代は秋のようです。20歳代を生きた結果を収穫する季節なのです。経験したことの意味が分かり、それを基礎として他人から学ぶことを知ります。自分の力だけで生きていくことは出来ないことを知ります。人から助けられ、そして人を支援して社会は成立していることを知ります。社会の中で認められていきますが、認められる程に頭を垂れて行くことが望まれます。黄金の頭を垂れることが40歳代につながるのです。
40歳代は春です。経験と人から学んだことを生かして、再び成長の季節を迎えます。ここで飛躍を遂げないことには二度目の夏は来ないと思います。春の季節は動植物や昆虫などの全てのものが羽ばたきます。ここで踏ん張って羽ばたかないことには、夏の到来はないのです。その結果、社会から信頼されるともう一度、夏の季節を迎えられますし、信頼を得られなければ、そのまま冬の季節に入ります。
夏を生きている和歌山レオクラブの皆さんは素晴らしい人ばかりです。この式典を最後に大学4年生は就職でクラブを離れます。新しい舞台でも他の学生が経験できなかったものを活かして欲しいと願っています。就職が決まっている三人の学生は、この4月から東京での生活が始まります。和歌山県内で仕事がないため県外で就職することになったのです。今まで一緒に活動してきたことを思うと寂しい気持ちがあります。東京で頑張って欲しいと心から願っています。
そして残って活動してくれる皆さんは、夏の季節を楽しんで下さい。実りの秋を迎えるためにも。春を生きている私に夏を楽しませてくれた皆さんに感謝しています。
Sさんが一緒に、Sさんの近隣の皆さんを紹介してくれました。懸命に支援してくれているSさんに感謝するばかりです。普段Sさんは何の要求も頼み事もしてきません。頼むことがないけれど、「信頼できるから応援している」と励ましてくれました。本当に相手のことを思って支援してくれる人は、その相手に文句を言うことはありません。
後援会カードもたくさん提出してくれています。支援してくれていることが形になって表れていることを心強く感じます。日曜日に一緒に歩いてくれたことに感謝しています。
続いてNさんの自宅で話し合いました。和歌山県の停滞は、「今まで支援してきた議員に資質が無かったことにあります。今になって気付いたのですが、本当に活動してくれる議員を選ぶべきでした。これからは誤りをしないで活動してくれる議員を選ぼうと決めています」と意見をいただきました。
そして、口先だけで企画力と実行力がない人、偉そうな人を選んだことが失敗だったと話してくれました。期待に応えられるようにしっかりと活動を続けます。
隣のKさんは「長年生きているけれど、現在の政治に不信を持っています。あなたを見ると信頼できることが分かります。長く生きているとそれが分かるのです。是非とも頑張って下さい」と語り掛けてくれました。感謝の気持ちを持って頑張ります。
そしてKさんの事務所では、もう和歌山県の政治に飽きが来ていることを話してくれました。「今までの人には期待していないので、あなたに期待している」と伝えてくれました。その気持ちを暖かく頂戴します。
活動の最後はIさんの事務所でした。Iさんの友人を交えて約1時間話し合いました。営業の話ですが、自分が商品であるとしたら、どこがセールスポイントを明確する必要があります。自分を売り込むためには自分を知ることが大切です。自分が自分に気付くことを後押ししてくれる、傾聴してくれる人の存在があると有り難いのです。そして自分も誰かの話を傾聴できる存在でありたいものです。