活動報告・レポート
2011年3月10日(木)
ミニ集会
笑顔クラブ

市内で開催された笑顔クラブの会合に参加しました。約20人の皆さんに介護制度について説明をいたしました。高齢者の方で介護認定を受けていない人にとって、介護制度は良く分からない内容になっています。介護認定を受けているのは20人中5人だったことから、介護保険と介護制度について話をしたものです。

行政の情報は頻繁に発信しているのですが媒体での報告事項が多く、内容まで伝達し切れていないのが現状です。発信しているのに読んでくれないという場合もありますが、自分の領域外のことは関心がないので情報が飛び込んでこないのです。

そんな場合、現場に出掛けて説明をして意見を伺うことが大切になります。巨大組織の行政機関が直接皆さんの意見を聞く機会は少ないので、議員活動の中で意見を聞いて取り上げることは大切な活動です。そんな活動から一日がスタートしました。

障害者フォーラム

和歌山ビッグ愛で「障がい者制度改革フォーラム」が開催されました。県議会を代表して挨拶に伺いました。挨拶の内容は次の通りです。

皆様、こんにちは。「障がい者制度改革フォーラムin和歌山」のご盛会、心よりお祝い申し上げます。国で議論されている制度改革の取り組みを、地方から考えようとする取り組みは素晴らしいものであり、ここで議論される内容を取り上げ、そして和歌山県として国に意見を言えるようにしたいと思います。

古から、和歌山県は全ての皆さんを受け入れてくれる場所でありました。高野山と熊野古道が世界文化遺産に指定された背景には、そんな懐の広い和歌山県の持つ価値観がありました。また昨年8月1日に国の名勝指定を受けた和歌の浦も癒しの地であります。

性別や地位などに関係なく全ての人を受け入れてきた和歌山県が、「障がい者制度」を改革するためのフォーラムを開催することは当然のことであり、和歌山県からアピールは大きな発信力を発揮するものと確信しています。

現在、障害者自立支援法を廃止し、新しい法律を作るための議論が行われていますが、この中に、今日採択されることになるアピールを組み入れて行くことで、みんなの意見を国に届けられると思います。和歌山県議会福祉環境委員会としても最大限の尊重を行い、今日の意見を国に提言して行きたいと考えています。

最後になりますが、本日、お集まりの皆さんの活動が更に発展することを心からお祈りして挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。

ミニ集会

夕方5時から6時20分まで、ミニ集会を開催しました。食事の準備のお忙しい時間帯でしたが、女性の皆さんを中心に集まってくれました。心から感謝申し上げます。

和歌山県には夢と希望がないと言われています。昨年、訪れた施設でもそのことを感じました。お母さんと子どもが入寮している施設では、目の輝きが無く、笑顔も見られませんでした。そんな皆さんと一緒に楽しもうと音楽を持ち込んだのですが、途中まで心を開いてくれませんでした。ただある曲をきっかけとして、踊りと歌の輪が広がったのです。

目に輝きが宿り、エネルギーを感じる踊りが始まりました。そうです。もしかしたら明日に絶望している気持ちが少しだけ溶け始めたことを感じました。私たちの役割は、口先だけではなくて自らが行動を行い、この地域に希望を持ち込むことが最重要であることを感じました。出来ないとしても、希望を持ち込む努力をしなければならないのです。

和歌山県に欠けているものは夢と希望か感じられないことだったのです。

早速、平成23年1月に和歌山市内で開催した「はやぶさ」の展示会と講演会への招待を行いました。彼と彼女達へのプレゼントです。日本中に夢と希望を与えてくれた「はやぶさ」が和歌山市に来てくれました。全国の地方都市の中では一番の展示会です。この夢と希望を実現させた「はやぶさ」に接してもらおうと招待を呼び掛けました。施設の方はこのプレゼントに大喜びしてくれました。しかし結果として「はやぶさ」の講演会には参加してくれませんでした。希望を持っている多くの人の中に突然参加することに躊躇したからです。希望の輪の中に入るためには希望を信じる心の準備が必要だったです。

第二弾のプレゼントの提案をしました。県議会議場への招待です。宇宙に希望を感じてもらおうと思ったのに続いて、身近な政治の場所に来てもらうことで、私達の生活について、この県の進むべき方向が、この場所で議論されていることを体感してもらおうと考えたからです。そして将来自分もこの場所に来たいと思ってくれたら、例えば議員を目指すことや県の仕事をする公務員を目指すことは、とても素晴らしい希望になります。

自分が社会の役に立つ人間になることを目指すことは素晴らしい夢です。夢を目指す過程が希望への道なのです。そんな夢と希望を与える取り組みもしています。

一緒に夢と希望を感じられる取り組みが出来ることを楽しみにしています。文化活動を通じて自己実現と和歌山県に希望を提供していようとしている活動は、政治家の行くべき道とよく似たものがあります。2011年春の公演を楽しみにしていますし、その舞台で一緒になれることを心から期待しています。

ミニ集会その2

夜7時から8時まで、ミニ集会を開催しました。60人を超える、本当に多くの方に集まってもらえたことに感謝しています。開催するに際して、声を掛けてくれた皆さん、そして会場の準備をしてくれた皆さんに心から感謝申し上げます。主に現場に出掛けていることから事務所に居る時間が限られているので、事務所を守ってくれている皆さんと会える時間も少ないのですが、心はつながっています。これだけの方を集めてくれたことに感謝しています。ありがとうございました。

さて報告は企業誘致について、鳥インフルエンザへの対応について、夢を与えられる政策について話しました。そして大切なことを訴えました。それは有権者の力が結集した力の凄さについてです。経験があると思いますが、一人で県庁に行って要望や依頼をしても聞いてくれない、窓口を回されることがあります。そんな時「役所は自分達の意見を聞いてくれない」と思った経験があると思います。本当は、職員さんは親切なのですが、決まりごと以外の対応は困難な場合があるのです。ところが同じ案件を議員が持ち込むと、話を聞いてくれます。議員が偉いからでもなく、優れているからでもありません。その理由があります。それは例えば8,000人の信託をいただいた、つまり8,000票の得票をいただいた県議会議員の力は一人の力ではなくて8,000人の力を背負っているから、力を発揮できるのです。県庁職員さんの前に一人が座っているだけだったら、びっくりすることはありませんが、もし県庁職員さんの前に8,000人の県民の方が座って要望を行ったとしたら、びっくりしますし、それを無視することは出来ません。

話を聞いてくれる筈です。8,000人の力が結集した力がそれなのです。県議会議員の力とは、私達一人ひとりの力の集合体なのです。一人の力は小さいかも知れませんが、それが集まると希望を叶えられる力になるのです。一人の力が集まった結果としての8,000人の力を信じて下さい。そしてその力を託して下さい。

一票の重みとは、それを積み重ねて一人の人に託すことなのです。確かに一票は小さいと思えますが、それが集まった時の凄さを分かって欲しいと思います。

議員には皆さんの、そして私達の力が集められ、そして託されているのです。そんな大切な権利を託せる議員を選んで欲しいのです。価値観が似ている人、一緒に行動してくれる人、親切な人など、選び方があります。選ぶことの出来る権利を大切に行使することが、私達の意見を意思決定の場に持ち込むことができ、そして私達の地域を守ってくれるのです。思っている以上に力があり、そして大切な権利の凄さを感じて下さい。

春以降も一緒に行動できることを心から期待しています。ありがとうございました。