活動報告・レポート
2011年3月3日(木)
予算特別委員会二日目
朝礼

和歌山市内の会社を訪問し、朝礼で挨拶の機会をいただきました。議会前に立ち寄り、皆さんに県政報告をさせてもらいました。少し肌寒い中でしたが、元気な顔に会えたことを嬉しく思っています。期待に応えられるように活動を続けます。

予算特別委員会二日目
予算特別委員会

平成23年度当初予算を審議する特別委員会が開催されました。午後1時から質問に立ちました。この任期の県議会での質疑は今回が最後となります。引退する議員からは感動をいただきましたが、私にとっても一期目最終の質疑ですから、心を込めて質問の席に立たせてもらいました。知事や部長と質疑を交わすことは緊張感がありますが、議論が進展する中で楽しみもあります。議論を通じて会話を交わしているようで、お互いの考え方に触れることができます。テニスのストロークのような言葉の応酬が快くなります。

質問は次の項目について行いました。高齢者の問題。入札制度に関して地元事業者が不利益を被らないように最低入札価格の線引きを上げること。外国語教育を有効に実施するための方策について。環境と新エネルギー導入による経済対策と雇用対策について。そして和歌山県が直面している人口減少に伴う、将来の県の姿についての議論を交わしました。

いずれの質問も現在以降、和歌山県の将来を見据えたものにしています。

新しい産業を育成することは簡単に言えますが、実際は難しいものがあります。福祉や介護は当然必要ですが、その分野は国や県、そして市町村からの補助金がないと成立しないしくみになっています。つまり利用者負担を軽減させないと入居できない人が発生しますし、介護職場で働く人の所得水準を上げることができません。

全てではありませんが補助があるのです。つまり福祉や介護水準を高めると、地方自治体の財政負担が増加することになり、結果として財政力を弱めることにつながります。

予算特別委員会

福祉は一般的経費、公共インフラは投資的経費の要素が強く、将来に向けた投資的経費を削るような政策ばかりを採用する訳にはいきません。消費で消えてしまい、将来の利益が期待できないような制度設計をしていると、地域に何も残らないことになります。福祉社会を目指すにしても、経済基盤を確立させることから始める必要があるのです。福祉国家で繁栄した国はないと言われますが、それは経済力を高めることを二の次に考えたからです。まず経済があって福祉があります。経済力のない福祉国家は存在しないのです。

和歌山県にとって必要なことは、経済力と雇用を生み出すことなのです。その基盤を確立させて、福祉行政にも力を入れることを前提とした議論をすることができました。4年間の総括とすることができました。

改めて質問項目を掲載します。

  1. サービス付き高齢者住宅制度について
    (1)法改正後の建設費や改修費の補助額について
  2. 入札制度に関する地元下請事業者の適正利潤の確保について
    (1)地元建設事業者に適正な利潤を確保できるような仕組みについて
  3. 国際人育成プロジェクトについて
    (1)高校教師の英語でのディベート指導に関わる研修について
    (2)小学校英語教育の先生への指導について
  4. 和歌山県環境基本計画(案)について
    (1)相反する課題への対応について
    (2)風力発電の見込みについて
    (3)メガソーラー発電施設の誘致について
    (4)省CO2の取り組みについて
  5. 人口減少時代の和歌山県のあり方について
    (1)人口減少と高齢化に備えた県の取り組みについて
懇談会

友人のMさんが自宅に友人を集めてくれました。自宅を訪ねて県政について話をさせてもらいました。県政について話を聞く機会が少ないため、関心を持って聞いてくれたようです。活動的な同じ年代の女性の皆さんで、仕事と食、そしてファッションなどで地域を支えてくれている力を感じました。

ミニ集会

地元の皆さんに集まっていただきミニ集会を行いました。夜7時からNさんの自宅に20名以上の皆さんが集まってくれ、約1時間の集会の機会をいただきました。私からは県議会の役割、今日の予算特別委員会のこと、そして道路網の整備計画と必要性について説明いたしました。和歌山県の人口が100万人を切ったことは現在の県庁の悪さではなくて、長年に亘って積み重なってきた結果が表れたのです。むしろ人口減少に歯止めを掛けているのが現在の和歌山県の取り組みなのです。

マイナスからの脱却とプラスに転じられるような抜本的な方策はありませんから、地域産業の再生と企業誘致の地道な取り組みが求められるのです。

参加者から、ローマ帝国が繁栄したのは道路があったからだと聞きました。道路は人を行き来させ、情報を素早く集めるために必要だったのです。そして軍隊を効率的に配置するためにも整備する必要があったようです。

ローマ帝国は道路を整備し、ローマ帝国の領土になった地域には自治を認めていました。各地域の自治は各地域に任せて、皇帝は全体的な国の方向性を見据えていたのです。つまり国家は皇帝が治め、地方都市は自治制度を導入していたのです。自治を任せるためには道路の整備が必要だったのです。現在にも通じるものがあります。

国の役割は防衛と安全保障、そして外交だったのです。国が国民を外敵の脅威から守ってくれたことで地方自治が可能となったのです。国のしくみ、地方のしくみを考える上で大切なことです。現在の政治を憂いてローマ帝国が採用した国の治め方を教えてもらいました。

終了後の皆さんの笑顔が、ミニ集会の成果を表しているように感じました。ありがとうございました。