平成23年2月県議会定例会が開会になり、開会初日の今日は議案説明がありました。いよいよ平成23年度の当初予算の審議に入ることになります。和歌山県の一年間の政策が決定される重要な議会となります。経済対策としての資金繰り対策や雇用対策、予防接種、環境と新エネルギーに関する対策の予算化など、これからの和歌山県にとって進むべき方向が示唆されています。
今回、予算特別委員会での質問を希望しました。予算特別委員会は、平成23年度予算案に対して質疑を実施する唯一の機会です。福祉施策と環境対策などに関して質問を考えています。ただ質問の機会があるかどうかは、議会運営委員会の結果待ちなので、今日現在で決定しているものではありません。
福祉に関する取り組みについて意見交換を行いました。国の方針で有料老人ホームの施設規模が変更になる動きがあります。この国会で施設の新しい規格が決定されると聞いていますから、その内容について確認しました。施設の一人当たりの居住面積が二倍に広がることは良いのですが、建設コストも二倍に跳ね上がるため入居者負担が増加することになります。所得によっては入居できない人もでてくるため、今後の課題となりそうです。
現状は、建設費コストに国からの補助金支出を検討されているようですが、それが決まることが全ての皆さんに入居してもらえるための条件となります。補助金の支出がないとすれば、建設費を入居者に負担してもらうことになりますから、入居費用が現在よりも増加することは明らかです。
生活保護所帯の入居などの面で課題があります。関係者と協議し予算委員会での質疑も考えています。
和歌山県としての地球環境問題への対応について話し合いました。エコアクションポイントを付加している取り組みの支援や電気自動車と充電スタンドの導入、そして太陽光発電やコピー機のトナーのリユースなどについて協議しました。実現可能な対策ばかりなので、後は実施主体の考え方ひとつです。
環境先進県を目指している和歌山県ですから、関係者から導入を検討すべき施策が示されました。他府県が実現していない内に先行して実施したいものです。
- 午後からの大雪のため、交通機関が麻痺しました。車での走行に注意が必要で、活動が鈍りました。和歌山市内で雪が降ることは稀なので、雪道走行に慣れていないことから幹線道路では渋滞に陥りました。都市機能は通常の状態の時には問題はありませんが、悪天候の時には機能しなくなります。災害に強い都市づくりを言うのは簡単ですが、実際に直面すると混乱します。
- 道路拡幅の問題について協議を行いました。平成27年度の国体開催に向けて道路整備が行われていますが、店舗や事業所、そして神社が拡幅される計画のある道路に掛かると問題があります。立ち退きに際しては十分な説明と納得が必要ですから、道路拡幅には時間が必要です。主要幹線の道路事情に関して協議を行いました。
- 平成24年度の就職に関して某企業社長と話し合いました。今年の就職事情よりも厳しさが予想されているため、今年並みの雇用確保をお願いしました。これから検討に入ってくれますが、和歌山県内の雇用確保に努めたいと考えています。