活動報告・レポート
2011年1月25日(火)
視察研修会
視察研修会

平成23年3月に、福井県の企業立地状況などの研修を目的とした見学会を計画している団体があります。行程と視察内容について打合せを行いました。参加者は約30人、福井県に企業立地が進展している状況を知りたいと意欲的でした。温暖な和歌山県と気象条件の厳しい福井県ですが、企業進出に関して気候は関係がないようです。気候に左右されない福井県の強さを研修することになりました。

併せて雇用情勢も調査したいと話してくれました。和歌山県内の就職事情は厳しく、新卒も中途採用も少ない状況があります。企業が進出してくれると雇用は増えますから、企業誘致は最優先の課題です。和歌山市内で東京製綱が工場を拡幅することに伴い、15名程度の採用が見込まれています。15人も採用があることは明るい材料なのです。地元の若い人たちが働くことができる状態を作り出したいものです。

為書き

紀の川市議会議員の会派の皆さんが為書きを書いて持ってきてくれました。和歌山市のことなのに、自分のことのように思ってくれていて嬉しいことです。政治に地域割りはありません。行政は連続しているものですし、まして県議会ですから和歌山市以外のことは知らないという態度はあり得ません。紀の川市の連携も必要ですし、今後の活動を考えると心強い為書きをいただきました。心から感謝しています。

訪問活動

和歌浦の旅館を訪問しました。ここの経営者は、政治家は勉強もしていないし何をしているか分からないと不信感を抱いていました。経営者は何もしないでいると、売り上げを伸ばすことはできません。政治家は何もしない人がいても、他が仕事をしていますから行政の仕事が停滞することはありません。そのためぶら下っている議員がいることに立腹でした。先日も議員が挨拶に来たそうです。何を目指しているのか分からなかったことや、単なる選挙対策で来ていることが分かり、応援する気にならなかったようです。

握手をするだけや葬儀に参列することだけを議員の仕事だと思っている議員がいますが、そんなことを支援している訳ではないことを明確に話してくれました。握手をするのはお互いに話し合って、理解し会えた後に自然に出てくる行為です。タフなビジネスの後でビジネスパーソン同士が握手をする光景がありますが、それはビジネスで納得しあえた証です。選挙の場合、候補者が一方的に握手を求めているだけで、そこにはコミュニケーションも理解もありません。人の行為には意味が必要ですが、形式的な握手には意味は感じられません。訴えていることを分かってもらった後の握手を何度もしたいものです。

この旅館での意見交換による滞在時間は1時間弱で、かなり納得しあえるものがありました。そして握手を交わしたのが5人でした。握手の人数ではなくて理解しあえたことを嬉しく思っています。走り回ってコミュニケーションも図れていないのに、握手だけを繰り返す候補者は政治家になり得ないと意見をいただきました。

そして政治家になった後も、何もしない議員では価値はありません。有権者が議会活動を見守る必要があることの指摘がありました。事実、県議会一般質問の傍聴には何度も来てくれています。態度や存在感などを基準として、支援することの判断をしたいと考えてくれています。

続いてペット関連の会社を訪問しました。ペットの分野は今では、ブームを過ぎて成長産業になっています。伸び行く会社が和歌山市に存在してくれていることを頼もしく思います。

懇親会

夜は懇親会を行いました。仕事の話ではなくて地域をどうして盛り上げて行くのかも協議しました。プロサッカーチームが来ているのに和歌山市は盛り上がっていません。経験者の話では、「プロサッカーチームがキャンプを張っているのに、これだけ関心のない県は和歌山県が初めてです」と嘆いていました。プロスポーツは地域を一つにしてくれます。自分達のまちのチームを応援したくなるのは郷土愛があるからです。その気持ちが少ない和歌山市においてプロスポーツが根差すのは難しいことです。

地元の皆さんを盛り上げるためには、現状において活動家があって将来性があることが地域の元気の素なのです。新潟市や甲府市はプロサッカーで地域が盛り上がっています。甲府市においては、地元サッカーチームが停滞すると地域も停滞することになりますから、町を挙げて応援しているようです。

スポーツによる地域振興について考える必要があります。