統一地方選挙に向けて必勝祈願に行ってきました。戦の神様を祭っている神社で心身とも高められました。この冬一番の寒さの中、関係者と一緒に祈願を行ない、春に向けての体勢を整えていきたいと考えています。
日頃お世話になっているF先生と昼食を伴にしました。先生のお薦めは予約をしておかないと場所の確保が難しい人気店の「AGATA」です。シェフの村木さんは岡山県出身ですが、20歳代の時に訪れた和歌山県の食材が素晴らしいことから、和歌山市内で飲食店を開店することになりました。「和歌山県は食材の宝庫です」と語ってくれました。地元でいると当たり前のように思っているのですが、他府県からすると和歌山県産の食材は一級品ばかりだそうです。このお店の食材は可能な限り和歌山県産を使用しています。その秘訣は、地元農家と直接契約をしていることにあります。新鮮で安全な食材を直接農家から仕入れているのです。野菜や魚、果物を初めとする食材を県内各地から調達しているのです。
大抵の食材は確保できるらしく、橋本市では無農薬のリンゴも生産していると聞きました。本日のメニューは和歌浦で獲れる足赤えびを使ったサラダや、シラスを使用したパスタなど、地元にこだわりを見せています。
「和歌山県は素晴らしいところです」と話してくれたように、地元で生活をしている人が和歌山県の価値に気付いていないのです。
和歌山県産の食材の良さも嬉しいことですが、その食材を活かして調理してくれるシェフがいることも誇れることです。食事の合間にもシェフは席に来てくれて、食材の解説などを行ってくれました。嬉しい昼食時間となりました。
事業が好調で工場の拡幅と雇用を検討してくれている会社を訪問しました。二年前までは、派遣労働を受け入れるなどして雇用を見合わせていたのですが、昨年から環境分野の仕事の受注が増え、好稼働率を保っています。平成23年度も新入社員を迎え入れる計画があり、また必要に応じて経験者の中途採用も考えてくれています。和歌山県にあっては大歓迎です。そんな正規雇用に向けた動きの中で、国からの支援を受けるための制度説明を行いました。国の雇用施策は経営者に浸透しているとは言い難く、雇用を確保するためのこれらの施策が十分に活用されていないようです。
和歌山県にとっては正規雇用を増やすことが大きな課題です。そのための施策を理解してもらい雇用確保に努めたいと考えています。
工作機械を製造している会社では、注文が増えているため社員を探しています。しかし採用したくても人材がいないようです。採用したい人材とは、工作機械を作った経験のある60歳代の人か、即戦力となる20歳代の人、または経験がなくてもやる気のある20歳代の技術系の人です。30歳から50歳代までの人の雇用は考えていないようです。
つまり長い間働いてくれる見込みの立つ20歳代の人か、経験があり賃金に拘らない60歳代の人を雇用することが会社にとって有利になるからです。ところが工作機械作りの経験のある20歳代の人や、工場で働きたいと思う20歳代の人が中々見つからないのです。
若い人の技術畑離れは著しく、或いは現場の仕事ではなくて事務の仕事を希望する20歳代が多いのです。ここで言う事務の仕事とは、営業や企画部門ではなくて、事務文書を作ったり統計を集計することとなどの仕事を指しています。そんな仕事は、自社で事務仕事をするメリットのある大企業の総務以外にはありません。ですから会社が希望している人材と働きたい人の思惑が一致していないことから、雇用が確保されない一面もありそうです。「必要な人材であれば何人でも採用します」と話してくれた社長ですが、その必要な人材がいないのが問題です。
労使間で求められる人材の雇用を一致させることの難しさを感じました。
和歌山県が重視している施策は観光と環境です。観光のお客さんに来てもらうことと、環境問題に取り組む前向きな姿勢は和歌山県として実践すべきものです。電気自動車と充電スタンドの設置と、それを利用したユーザーに向けたエコアクションポイント制度の活用は、検討すべき課題だと捉えています。既に大阪府では取り組みを開始していますし、関西広域連合でも取り組みを検討しようとしています。和歌山県は観光と環境の取り組みを重要視していますから、電気自動車の導入と充電スタンドの設置は率先して実践すべきことです。
この環境省からこの取り組みの認可を受けている組織の代表者と話し合いました。地球環境問題の第一人者になるべきは和歌山県です。他府県に遅れることなく、率先した取り組みを押し進めることを協議しました。