本当にあっという間でした。年末、年始の休みの期間が過ぎて、官公庁などでは今日から事初めです。ただ和歌山市内の道路はいつもよりも空いていて、明日が仕事初めのところもあるように思いました。年末の寒さと比較して年始の和歌山市は穏やかな気温だったのですが、日本海側の大雪の状況を思うと休日の災害への備えを思わずにはいられません。
知事を初め、官公庁の皆さんに挨拶に伺いました。
新年の目標に関してしても素晴らしい話を伺いました。Oさんは毎年、新しい手帳に目標を記載しています。仕事と家庭のふたつの目標を掲げ、手帳に書き込み、毎日見えるようにしているのです。これは効果がある素晴らしい目標設定の方法です。和歌山県をもっと熱くすることを目指しているOさんの手帳に、その目標が書き込まれることになります。
目標を掲げることが、その目標に到達するための唯一の方法です。目標もないのに知らない間に目標を達成していた、ということはあり得ません。漂流している小船が、何故か目的地に着いていたという奇跡は起こり得ないのです。手帳に目標を書き込むことは、目標達成を強く意識することになりますから実践したいものです。
続いて訪問したSさんは、今年の日本は大きく変わると予測しています。政権交代をしたものの期待していた政権ではなかったことに失望していますが、自民党でも駄目、民主党でも駄目だということで、新しい動きが出てくると見込んでいます。解散が平成23年2月であれば、現在の与野党対決となりますが、時期がずれ込むようだと、その動きに注目だそうです。
同じように地方議会も入れ替わる時期に差し掛かっているので、和歌山県も変わることを意識する必要があります。意識しないと、今まで通りで良いと意識が勝手に思い込んでしまいます。今のままではいけないと思うことから、変わる方向に意識が向かうのです。心のあり方が社会を変えてくれそうです。
Tさんは経営者の視点で地方の政治を話してくれました。自己主張の強すぎる議員は、結局、他の議員から賛同が得られないので、その政策が実現することはないという考えです。一人の意見を押し通そうとすると、他の人の意見を犠牲にすることになります。人の犠牲の下に、長い視点で図ると何かが達成できることはありません。人と、そして人の意見と協調して政策は実現に向かわせられるのです。
自分の言うことが全て正しいと思うのは思い上がりです。神様でもない限りそんな人はいません。自分の意見を提言して相手の意見を謙虚に受け入れる。この姿勢が物事を進める鍵になります。他人に対しては謙虚に接すること。それが大切なことです。
10人程度のプチ同窓会に参加しました。場所は元中学校の同級生が経営する「いそ部」です。東京で活動しているのですが、和歌山市を元気にしたいと思って和歌山市内で焼酎バーを出店してくれました。そこを貸し切って、元同級生達の懇親を深めました。
仕事の初日と言うこともあって例年よりも人数は少なかったのですが、新年に顔を合わせられたことを嬉しく思います。こんな顔合わせも普段とは違う新年の風景でした。明日からは日常に戻り、春に向かって動き出します。