年末の和歌山市内が物騒になってきました。コンビニ強盗やガソリンスタンドから現金が盗まれる事件が多発しています。今まで、このような光景は少なかっただけに、今年の年末の世相が変化していることが分かります。年末の資金繰りが厳しくなり、コンビニなどに侵入していることだと思いますが、和歌山市に似合わない光景です。

そこで市内の警備会社をお邪魔して話を伺いました。和歌山市で契約をしている先からの緊急信号は毎日のように発生していて、24時間体勢で現場に出動している現実がありました。毎日そして深夜に出動していることを知り、和歌山市の治安も不安定になっていること、そして治安を守る仕事の重要性を知ることができました。

まちの安全と安心を守っている仕事に誇りを持っていることが分かりました。但し、仕事は大変厳しいもので採用しても長続きしないのも現実です。安全と安心が当然の時代ではなくなっていますから、それを支える人材もコスト負担も増大しているのです。

その昔の日英同盟の締結時の話を聞いたことがあります。当時の英国は世界の覇権国ですから、どの国も同盟関係を結びたいと思っていました。ですから、東洋の日本という国が日英同盟を締結したことを驚いたそうです。それも英国から同盟締結の依頼があったのですから驚きです。英国は日本の軍隊が中国などに進攻した際、略奪や強盗などが発生しなかったこと、進攻した後もまちは乱れていなかったことから日本という国の素晴らしさを確認し、紳士の国とならば同盟関係を築くのに相応しいと判断してくれたことが契機となったそうです。

当時、各国の軍隊が進攻した後は、攻められた国での略奪や強盗は当たり前で、それをしなかった日本の軍隊の訓練と品格の清らかさが評価されたのです。それほど、世界の覇権国から信頼された国なのに、最近の状況は一変しようとしています。人との信頼を軽視したり人との約束を守らない国は、紳士の国とは言えません。今の日本のモラルと秩序であれば同盟関係を構築することは困難なことで、こちらからお願いする他ありません。

相手から声を掛けてもらえることが素晴らしいことで、そんな国であり地域でありたいものです。

和歌山市内の治安の不安定化は人の心の変化を表しています。人のことよりも自分のことや自分の利益を優先する人に将来はありません。そのことに気付くべきですし、警備会社の誇りの高さからそれが見えました。

年末のお忙しい中、Iさんが訪問活動に付き合ってくれました。多くの友人を紹介してくれたのです。Iさんの日頃の付き合いと信頼の深さが分かりました。行く先々で「Iさんの紹介だったら間違いない人だから応援します」という言葉をいただきました。人を紹介するためには、紹介する人が日頃から皆さんと信頼関係を築いておく必要がありますし、日頃の信頼関係の大切さが分かります。

ある会社では、社長自らが会社内を歩いて回ってくれて、全ての従業員さんを紹介してくれました。この会社は住宅地の中にありますが、その中で工場を稼動させられているのは、地域の皆さんと信頼関係があるからです。地域の皆さんとの関係を構築するために、年に二回は自社の製品を贈答品としてお配りしているようです。利益だけではなくて、皆さんとの信頼関係を保つためにお金を使っているのです。信頼を得るまでには長い時間を必要としますが、そんな関係作りを行っていることで、地域とこの会社が友好関係を築けているのです。

Mさんはまだ会ったことのない私のポスターをお店に貼ってくれていました。初めてお会いさせてもらったところ、「写真のイメージの通りの人で親しみがあります」と話してくれました。紹介者であるIさんは、横にいて笑顔でいてくれました。「人に紹介するのですから、私も嫌な人だったら紹介しませんよ。信頼しているから紹介しているのです」と微笑んでくれたことに感謝しています。全然、書き足りませんが、お会いさせていただいた全ての人に感謝しています。

血圧が高くなり自宅で療養しているHさんを訪ねました。少し具合が良くなっている様子で安心しました。ベッドの上で起きて、「来年に向けて応援しているので、良くなったら紹介します」と話してくれました。具合が良くないのに人のことを思ってくれていることに感謝するばかりです。

春になれば体調も回復すると思います。早く良くなるようにお祈りしています。

加太の国民休暇村で懇親会を開催しました。案内看板には「片桐議員を励ます会」と記されていて、皆さんの好意に感謝するばかりです。加太は和歌山市の中でも自動車で移動すると30分程度の西に位置していて、市内中心部とは違った雰囲気があります。旅行にきた気分でゆったりと過ごせることができます。

多くの皆さんから励ましを受けて年末のひと時を楽しみました。日付の変わる12時過ぎに解散することになりました。