活動報告・レポート
2010年12月17日(金)
議会閉会
懇談

議会の前の朝から、不動産会社経営者と懇談の時間を持ちました。不動産業界は冷え込んでいて回復の兆しがないようです。そのため自分の子どもを後継者にする意思がないことを聞きました。和歌山市内で不動産を取り扱っていても、今までのような好調な状態になることはないと見込んでいるからです。

若い人が住めるまちを創らないと人口減少と共に土地の価値は下落して行くので、不動産という事業は成り立たなくなると話してくれました。土地の価値が落ちるということは和歌山市の価値が落ちていることを示しています。和歌山市で商売を行うにしても、収益が見込めないことから土地価格が下落しているのです。また不動動産の価値が下落していることは金融資産価値もなくしていることです。土地価格の中から大きな問題が見えます。

議会閉会

本日で県議会定例会が閉会になりました。提案された議案は全て可決されました。私からは議場において、福祉環境委員会の報告をさせていただきました。

採決された議案は以下の通りです。全て可決されました。私も全ての議案に賛成しています。

  • 議案第134号平成22年度和歌山県一般会計補正予算
  • 議案第143号外国の地方公共団体の機関等に派遣される職員の処遇等に関する条例の一部を改正する条例
  • 議案第144号和歌山県消費生活条例の一部を改正する条例
  • 議案第145号和歌山県児童福祉施設設置及び管理条例の一部を改正する条例
  • 議案第146号和歌山県障害者支援施設設置及び管理条例を廃止する条例
  • 議案第147号和歌山県立橋本体育館設置及び管理条例の一部を改正する条例
  • 議案第148号平成22年度建設事業施行に伴う市町村負担金について
  • 議案第149号当せん金付証票の発売総額について
  • 議案第150号訴訟の提起について
  • 議案第151号社会福祉法人和歌山県福祉事業団に対する建物の譲与について
  • 議案第152号和歌山県民文化会館の指定管理者の指定について
  • 議案第153号和歌山県国際交流センターの指定管理者の指定について
  • 議案第154号和歌山交通公園の指定管理者の指定について
  • 議案第155号和歌山県立和歌山すみれホームの指定管理者の指定について
  • 議案第156号和歌山県立白浜なぎさホームの指定管理者の指定について
  • 議案第157号和歌山県立若竹園の指定管理者の指定について
  • 議案第158号和歌山県障害児(者)・高齢者歯科口腔保健センターの指定管理者の指定について
  • 議案第159号和歌山県勤労福祉会館の指定管理者の指定について
  • 議案第160号和歌山県植物公園緑花センター及び根来山げんきの森の指定管理者の指定について
  • 議案第161号護摩壇山森林公園の指定管理者の指定について
  • 議案第162号河西緩衝緑湊緑地、河西緩衝緑地松江緑地、河西緩衝緑地河西公園、河西緩衝緑地西松江緑地及び河西緩衝緑東松江緑地の指定管理者の指定について
  • 議案第163号和歌公園の指定管理者の指定について
  • 議案第164号和歌山県立橋本体育館の指定管理者の指定について
  • 議案第165号日高港浜ノ瀬緑地の指定管理者の指定について
  • 議案第166号和歌山県体力開発センターの指定管理者の指定について
  • 議案第167号工事請負契約の締結について
  • 議案第168号工事請負契約の締結について
  • 議案第169号工事請負契約の締結について
  • 議案第170号平成22年度和歌山県一般会計補正予算
  • 議案第171号平成22年度和歌山県営競輪事業特別会計補正予算
  • 議案第172号平成22年度和歌山県営港湾施設管理特別会計補正予算
  • 議案第173号平成22年度和歌山県立こころの医療センター事業会計補正予算
  • 議案第174号平成22年度和歌山県工業用水道事業会計補正予算
  • 議案第175号平成22年度和歌山県土地造成事業会計補正予算
  • 議案第176号平成22年度和歌山県一般会計補正予算
  • 議案第177号和歌山県ワクチン接種緊急促進基金条例
  • 議案第178号平成22年度建設事業施行に伴う市町村負担金について

請願に関しては、議請第20号のTPP交渉に関する意見書の提出を求める請願が可決されました。

意見書は全て採択されました。私も全ての意見書に賛成しました。

  • 和議第124号環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉参加に反対する意見書
  • 和議第125号議員の位置付けの明確化及び都道府県議会議員の選挙区制度の見直しの早期実現を求める意見書
  • 和議第126号関西広域連合への権限移譲を求める意見書
  • 和議第127号参議院選挙制度に関する意見書
  • 和議第128号公契約に関する基本法の制定を求める意見書
  • 和議第129号国立大学関係予算確保を求める意見書
  • 和議第130号関西国際空港と大阪国際(伊丹)空港の経営統合案に対する意見書
  • 和議第131号仙谷由人内閣官房長官並びに馬淵澄夫国土交通大臣の猛省を求める決議
クリスマスコンサート

和歌山市内の福祉施設でクリスマスコンサートが開催されました。コンサートで演奏をしたバンドから案内をいただき参加してきました。演奏曲目はクリスマスソングが中心でしたが、スタジオジブリの関係の曲も演奏したところ、子ども達は元気に歌って踊ってくれました。「となりのトトロ」や「崖の上のポニョ」の歌を子ども達は大好きだからです。

これらの姿を見ていると、嬉しく悲しくなってきました。子ども達の嬉しそうな笑顔とは対照的に、母親の表情は沈んでいたからです。ここは母親とその子ども達が暮らしている施設です。子ども達には将来が開いているのですが、母親の表情には現在が見えているだけでした。将来が見えることと現在に生きるだけでは、その表情に大きな違いがあります。全ての人が将来を見渡せるようにしたいと強く思いました。将来があるということが現在を素晴らしいものにしているのです。将来の見通せない現在には明るさが宿っていません。

演奏会でみんなを元気にしたいという気持ちが伝わってくれたのでしょうか。演奏も終盤に差し掛かった頃、一部の母親達が立ち上がり、演奏に合わせて踊ってくれました。笑顔が宿っていました。この瞬間を楽しめることは、未来が見えたことだと思います。未来が見えることが、現在を楽しめることだと考えるからです。母親と子どもが、未来を見ることが出来たコンサートになったことの喜びがありました。

演奏の合間に二分間だけ挨拶の機会をいただきました。短くて長い二分間です。子どもと母親に伝えることが違っているので、どちらを対象にすべきか迷ったからです。未来を語るのか、現在を語るのか。子ども達を見て、未来を築くために、現在の和歌山の何を話し合っているのか簡単に説明いたしました。

母親からは、子どもに希望が持てるまちにして欲しいという願いがあります。子どもに夢を与えられる取り組みが和歌山県には必要なのです。宇宙教育はその夢を目指せるものとして期待があります。そんな夢を語れる機会を改めて持ちたいと考えています。

そして子ども達は、スタジオジブリの歌が大好きなことが分かりました。30歳代の母親は、ジブリの歌を子守唄代わりに歌って子どもに聞かせていたからです。子どもがジブリの歌を好きなのは当然のことなのです。そんな子ども達に夢を与えたいと心から思いました。コンサートを終えた後、一本の電話を掛けました。和歌山県の子ども達はジブリが大好きなこと、そしてそんな子ども達に夢を与えたいことを伝えました。子ども達の姿が夢を叶える第一歩になることを祈っています。

癒し

夏場から走り続けての今日。少し癒しの時間を提供してもらいました。その結果、12時頃から眠たくなり、その後、気持ち良く眠りにつくことになりました。副交感神経が司る時間が蘇えったようです。時には安らぎを覚えることは大事です。

その後、懇親会に出掛けました。

懇親会

よさこいの団体の懇親会に参加しました。皆さんから歓迎をしてもらったこと、感謝しています。よさこいは和歌山市を元気にしてくれています。そんな皆さんの集まりですから、元気が溢れていました。元気とはどんな状態なのかを言葉で表すことは難しいのですが、明日を見ることが出来ていること、だから今日も生きていることが自分も周囲も分かる状態だと思います。みんなに未来がある状態の集まりですから、この会場にはエネルギーが溢れていました。

その後、午後11時から、まちづくりに関する話し合いをするために会場を移動しました。活動の終了は深夜12時となりました。