活動報告・レポート
2010年12月13日(月)
ミニ集会
一般質問最終日

平成22年12月県議会定例会の一般質問も最終日を迎えました。公共工事や高速道路の問題などが議論されて一般質問を終えました。明日は常任委員会の審査に入ります。また一般質問終了後に、行政改革・長期計画等に関する特別委員会も開催されました。平成22年12月に発足した、関西広域連合に関する取り決めについて確認を行いました。和歌山県からの関西広域連合議員は2名で、この議会で決定することにしています。

また県議会議員の議員年金の廃止に関しての決定事項に関して確認を行いました。地方議員年金制度は廃止することに決定しました。但し、県議会議員を三期以上務めた議員は、年金を受け取るという選択肢が残されました。年金資格のない議員、つまり三期を務めていない県議会議員に関しては議員年金制度がなくなりますから受給資格もなくなることになります。

ミニ集会
ミニ集会

議会終了後約10名の方が参加してくれたミニ集会を行いました。この集会は、飲食店舗の従業員研修の機会があり、その研修会を終えた後に集会を持ってもらったものです。本来であれば飲食店舗はお休みだったのですが、研修会のため従業員の皆さんが集まり、その機会を提供してもらいました。貴重な時間をいただいたことに感謝申し上げます。

参加してくれたのは若い皆さんでしたので、議会の基本的な事柄について説明させてもらいました。集会での発言の主旨は次の通りです。

議会では私たちの暮らしている和歌山県のことや私たちの生活、そして日常に関することを決定していく期間であることを知ってもらいました。本来であれば、私たち全員が県議会に参加して議論を行えば、私たちの意見が直接反映できるのですが、場所の確保の問題、経費の問題、意見の収拾がつかなくなることなどから、直接民主主義制度を採用していません。そのため私たちの代表者を議会に送り出して、私たちの意見を代返してもらっているのが議会なのです。

ですからバランスの取れた年代や業態、価値観の持つ人が議会議員として私たちの声を聞いて議場に持ち込んでもらう必要があります。私たちの意見を聞く機会を持たない、ただ座っているだけの議員が存在していれば、その議員を議会に送り出してはならないのです。何故なら、私たちの意見を託すことができないからです。

私たちの代表を議会に送り出す限りは、話を聞いて分かってもらえる人、提言された意見を反映させるように務めてくれる人に議員になってもらいたいものです。今日集まってくれている20歳代の皆さんの意見を聞いてもらえる議員がいなければ、20歳の皆さんの意見は県議会に反映されないことになります。実際はそんな状況にあるのです。20歳代の皆さんが選挙に関心がない場合が多く、投票しない傾向にあります。その価値観でも良いのですが、皆さんが投票に行かないということは、投票に行っている有権者の意見が、当選した議員を通じて県議会に反映されることになるのです。

意見の反映とは、予算化、事業化などが図られていく可能性があると言うことです。時代が変わっているのに昔と同じ価値観を持った議員とその人を支える支持者の方の意見だけが議会に反映されているようでは、和歌山県の将来はありません。現在の和歌山県が良い状況だと思っている人が大半であれば、現在の状態を継続する選択をしたら良いのですが、そうでなければ、人を変える行動に移らないと現状は絶対に変わりません。世の中の価値観を変えるために必要なことは、制度を変えることでも、しくみを変えることでもありません。制度を作り運用している人を変えることなのです。選挙には議員を選び変える力があります。

20歳代の皆さんが現在の和歌山県をもっと良くしたいと思っているのであれば、是非とも選挙に行って、皆さんと価値観の近い人を選択して欲しいと思います。同じような価値観が支配している和歌山県は、このままでは変わることはありません。20歳代の皆さんが選挙に行かなければ、今までと同様、選挙に行っている有権者の周囲の価値観が和歌山県支配することになります。それで良いのですか。いつか子どもが生まれて、その子どもと一緒に生活する時期が来ると思います。そんな時、和歌山県で生活していても未来の展望が感じられない地域にしたくないと思いませんか。子どもが小学校から高校までを家族で一緒に和歌山県で過ごし、そして一時期、和歌山県を離れることがあったとしても、また和歌山県で就職するなどして、一緒に暮らせる地域であって欲しいと思います。故郷に戻るという選択肢を子どもに持たせてあげたいものです。

和歌山県を創って行くのは私たちです。他の誰でもありません。私たちの中から代表を送り出すことで、少しだけかもしれませんが、和歌山県の姿と未来は変わります。少しだけでも現状を動かしたい、そう思ってくれるのであれば、政治参画という行動に移して欲しいと思います。政治参画というと何かしなければならないと思いますが、そうではありません。投票に行くという意識を持つだけで良いのです。一人の力が社会を変えることが出来ます。それは緩やかな変化なので気がつかない程度のものですが、私たちの価値観を共有する一人が現れ、そしてまた一人現れると、確実に和歌山県は変わります。同じ人だけが選挙に行く状況を変えなければ、現状が継続されるだけですよ。明日の笑顔を育てたいと思ってくれたら、自らの生活の少しの意識の部分を政治に向けて下さい。関心を持つだけで良いのです。

関心を振り向けることで社会を見る視点が変わります。今まで無関心であったことに関心がいくことで、社会の動きは変わります。

質問がありました。県民の声が届くとはどんな状態ですか。

回答。じっと滞在していて県民の皆さんの声が届くことはありません。声が届くとは、意見を聞きに行く行動があってのことです。自ら議会報告を行い、そこで皆さんからの意見を聞くこと。それが声の届く状態だと思います。座っているだけでは、声は届けられません。便利なインターネットに頼るだけでも声は届けられません。直接、声のある現地に行くことだけが県民の皆さんの声が届く状態を作ることです。

届けられた声は議会活動の中に取り込むことが必要です。それをしないと届いた声がその先に進むことはありません。

訪問先にて

Oさんに感謝しています。Oさんの知人のブテッィクに私の後援会カードを置いてくれています。これはオーナーの「Oさんの信頼している人だったら信頼できる人だからお客さんに紹介できる」という理由からです。本当に感謝しています。そのためOさんと一緒に、そのブティックを訪れました。素敵な空間がお客さんで賑わっていました。

最初に会って、このオーナーさんの人柄が人を集めていることが分かりました。このお店の素晴らしいところは、オーナーとお客さんの関係があるのではなくて、お客さん同士もつながっていることです。ですからショッピングと共に情報交換と癒しの場になっているのです。皆さんが歓迎してくれて、そんなに素敵な場所に混ぜていただきました。

早速、いくつかのアドバイスをいただくなど、今日の新しい素敵な出会いに感謝しています。

懇談会

和歌山県の課題に関して懇談会の時間を持ちました。主に企業立地に関する情報交換を行いました。これから先の話ばかりでしたが、先に情報をいただけていることに感謝しています。

懇親会

夜は懇親会を実施しました。和歌山県を元気にしてくれている皆さんとの懇親会は、これからの和歌山県をどのようにして元気に仕向けるかがテーマとなりました。全国の都市と比較しても決して元気とは言えない状況ですが、その中でも各地で活動してくれている皆さんがいるので希望があるのです。清掃活動、語り部の活動、演奏活動など、得意分野を活かして地域に貢献してくれています。

一人の方に元気の秘訣を伺いました。昨日を忘れて、今日を喜び、明日を楽しむことだそうです。今日の喜びが明日につながるのです。昨日が苦しかったとしても、今日を楽しまないと明日も楽しめません。

今日は喜びも感謝もある素晴らしい一日でした。明日は楽しめる日になることが決定しました。