午前10時40分頃から約1時間、一般質問を行いました。通告に従って知事や関係部長と議論を交わしました。次の五項目について考え方を述べ、当局から回答をいただきました。県で実現できることは回答があるのですが、法律の壁や所管外の分野になると答弁は濁ります。規制外の適用をしようとすれば特区申請が考えられますが、税金の減免措置に関しては特区適用が厳しいため、どうしても及び腰になります。しかし東京発の法律が全国一律に適用される時代終焉を迎えようとしています。即ち、東京一極集中した結果、地方都市は活力を失い、人口減少と相まって今後とも希望が見つけられない中、これまでと同様に全国一律の東京基準の適用を受けた行政運営をしていても、低落の一途を辿るだけです。東京が和歌山県を「厳しい時中でも法律を遵守している可愛い県だから何とか一番に助けてあげよう」とは決してならないのです。既に地方も自立すべき時期に入っています。
地方都市とは言えませんが、大阪府や愛知県、そしてこれからは愛媛県も、地方が自立するために必要な動きを見せています。府民や県民の皆さんのリーダーとした相応しい行動だと思います。何故なら、府民、県民の皆さんは行政運営のプロではないからです。
行政のプロとしては、府民、県民の皆さんが、これからもその地域で暮らして行くために必要な施策を考えて行動するべきです。国が決めたことには「何が何でも従わないと」と思うのではなくて、不具合を感じたら意見を上申する、小さな県であっても法律の改正を訴える意気込みが欲しいところです。 決まったことは仕方ないとするのでは発展はありません。法律の適用を実施し、その中で県民の方から不具合の指摘があれば、現地に入って一緒の立場で考える姿勢が大切です。
その点を含めて当局に質問をしています。
また県教育委員会として来年度に夢の持てる施策の提案をしています。宇宙を切り口とした教育によって、和歌山県の公教育レベルが向上することに大いに期待しています。
今回の一般質問項目は次の通りでした。
- 和歌山県教育委員会と宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙教育センターとの宇宙教育活動に関する協定について
- 都市計画と農地について
- 和歌山EV計画について
- 防災対策について
- 経済対策について
傍聴に来ていただいた皆さんに感謝しています。皆さんから議会傍聴の感想をいただきましたが、一つだけ紹介させていただきます。
傍聴体験は貴重な体験でした。今日の質問は、(1)産業創生の着眼と具現化。(2)明るい未来予測(先見性)での提案力。(3)世界規模視野があったことを感じました。どうにもならない状況を変えて行く、颯爽とした力強く、粘り強い提案が印象的でした。ステップ、(1)連携のリレーション、(2)関わり合いと調整。(3)実行と完結。停滞から徐々に相談をして創り上げる為に、これからもどれだけの時間が必要かと思いますが、頑張って下さい。
一般質問を終えての12時から13時までの間、和歌山県内への企業立地に関しての協議を行いました。言うまでもなく、県内への企業誘致活動は重要課題のひとつで、提言するだけではなくて自らの動きも必要です。
企業が和歌山県に来てくれるのは、インフラ整備や進出条件も重要項目ですが、人としての信頼関係を得ていることがもっと重要です。仁坂知事の一期目に約80社の企業進出が図れたのは、それらの企業からの信頼を得ていることが要因だと考えています。
信頼されていることと、信頼されていないことでは、仕事の結果が逆になることが多々あります。あの人からの依頼だから協力しようと思ってくれると前向きに進展しますが、あの人からの依頼なので協力しないでおこうと思われると、その仕事は止まってしまいます。知事の企業誘致の真の要因は、私は当時を知りませんが、通産省の時代からの信頼される人脈があったことだと思います。
今日も東京から来てくださったにも関わらず、私が議会中だったのでお昼休みに協議に応じてくれました。このことにも感謝しています。
地元地域の公民館で県議会報告会を実施しました。夜7時30分からの開始にも関わらず、大勢の方が集まってくれました。お集まりいただいた皆さんに感謝していますし、また議会報告会のビラを持って参加者を集めてくれた皆さんにも深く感謝しています。皆さんのお陰で素晴らしい報告会になりましたし、議会活動ができていると感謝しています。
さて、偶々、今日が一般質問の日だったことから、皆さんに一般質問の内容について報告させていただきました。皆さんのお顔と頷いてくれる姿を拝見させていただき、支援を受けていることを強く感じました。皆さんの支援の力で活動させてもらえていることを心に刻みました。温かい励ましに感謝して、今日一日を終えました。発展性も感激も、学びもあった素敵な一日でした。関わっていただいた全ての皆さんに感謝しています。