活動報告・レポート
2010年12月8日(水)
一般質問
一般質問

本日から県議会定例会は一般質問が始まりました。知事の二期目県政に当たっての抱負を聞くことができました。この中で追加の議案提案がありました。和歌山県ワクチン接種緊急促進基金条例などです。この基金条例は、子宮頸がんワクチンの接種に関するもので、この基金を活用して来年度から子宮頸がんワクチンの接種を無料化させようとするものです。多く皆さんの希望により子宮頸がんワクチンの予防接種が無料になります。是非とも活用して欲しいと考えています。

ライオンズクラブ例会

お昼休みの時間は和歌山ゴールドライオンズクラブ例会に出席しました。議会の合間だったので最後まで出席できませんでしたが、皆さんとの懇親を深められました。

一般質問

午後からも引き続いて一般質問が継続されました。午後の開始時間に際して、演壇のマイクに音が入らない事態となりました。こんなトラブルは珍しいことだと思います。事務局の方に聞くと、今までもなかったトラブルだということでした。音声が入らないと議会議事録が残せないので修復するまで開始時間が延長されました。

開始してからも一般質問の議論が繰り広げられました。議場では県政の課題が浮き彫りになりますから、真剣勝負の場の雰囲気が感じられます。

その後、指定管理者制度の指定結果に関して説明を受けました。指定管理者制度で指定を受けた団体は、県の外郭団体が多かったことが気になりました。感じ方としては、現在、指定を受けている団体に有利に働くような気がします。実績や経費のデータを持っているので、予算面のプレゼンテーションでは優位に立てるからです。指定管理に関して問題がないかどうか確認しました。

懇談

議会終了後、懇談の時間を取りました。約1時間、和歌山県の活性化に関する意見交換を行いました。県内の活性化は行政機関だけが受け持つのではなくて民間事業者もまちづくりに参画してもらう必要があります。民間事業者には、商売だけを考えるのではなくて、まちが発展することでその地域内での商売が活発になることを前提とした参画を期待します。地域の発展なくして特定の事業者だけが潤うことはありません。全体の力が向上すれば、それぞれも収益を生み出せる環境となります。

それを目指した取り組みの必要性を確認しました。

ミニ集会

夜はNさんの自宅をお邪魔してミニ集会を開催しました。約2時間に亘って議会報告を聞いてもらい、その後、意見交換の時間を作ってくれました。午後7時から9時までの2時間は素敵な時間となりました。

今日集まってくれた皆さんは政治に余り関心がなく、勿論、議会を傍聴した経験もありません。そんな皆さんに県議会の役割、議員の仕事、そして平成22年12月議会で話し合われていることなどについて説明を行いました。

政治家の印象はダーティなものとなっています。それだけ不祥事や何をしているのか分からない状態になっているのです。政治家が信頼されないと、有権者は本音を託してくれません。本音を話してくれないということは、投票に行かないことを示しています。政治家への不信感が投票率を低下させています。そのことが、特定の人の一票の価値を高めているのです。政治に不信感がある時ほど、投票行動に移して自分達が信託できる候補者を押し上げたいものです。一人の行動が、このまちを変えるのです。

また企業誘致の必要性と雇用の確保、そして基幹産業が和歌山県に進出してくれない原因などについて説明を行いました。和歌山県のあるべき姿は、子ども達が大きくなった時も親と一緒のこのまちで暮らせる環境があることです。親の世代が和歌山県を支えてくれたように、和歌山県で育った子どもが、今度は和歌山県を支える順番が来ています。県外に就職してしまったり、持ち家を県外にするなどの事態に陥らないようにすべきです。

まちの力とは教育や医療のレベルと関連しています。教育水準が高いことや医療レベルが高いことがまちの実力なのです。企業にきてもらうためには、まちの実力を高めて保つ必要があります。私の代では全ての事項をゴールまで到達させることはできないと思いますが、将来に向けた土台だけは創り上げたいと考えています。そのためにも皆さんの意見を伺い、議会活動に反映させたいと考えます。思いを伝えられるしくみ、思いを聞き届けられるしくみをこの地域で作りたいものです。

今まで政治に関心がなかった人が関心を持つことで政治は変わります。政治が変わるとそのスタイルにあった議員が誕生し、まちは変わります。和歌山県はその機会が到来しています。