活動報告・レポート
2010年11月26日(金)
福祉事業
挨拶

和歌山市内の会社に朝8時にお邪魔して議会報告の機会をいただきました。和歌山県内の経済や雇用問題、そして学校教育の問題に関して話をいたしました。和歌山県が低迷しているのは、人口が減少していることと雇用が少ないことなどに問題があります。県内企業の厳しさも改めて認識できる機会となりました。

続いて市内の企業を訪問させてもらいました。朝礼の機会に議会報告を実施いたしました。女性が多い職場であったため、和歌山県内の経済事情を説明した後に、平成23年度から和歌山県が支援する子宮頸がんの予防接種に関しての説明を行いました。来年度から子宮頸がんの予防接種に関しては、一部県費負担をすることになります。個人負担額に関しては市町村の議会を経て決定されるため、市町村によって個人負担額は変わりますから、現段階では負担額について言えませんが、本年度までのように全額個人負担で予防接種を受けることはなくなります。

対象は小学校4年生から中学校3年生を基本としていますが、対象年齢は決定していません。予防接種を受けることによって、大部分の女性を子宮頸がんから救うことができます。病気から生命を守るための取り組みが開始されようとしています。

これからも情報提供をさせていただきたいと思います。朝から受け入れをしてくれた皆さんに感謝しています。

懇談

続いてTさんと懇談する機会がありました。和歌山市の行政の仕事の進め方に関して意見をいただきました。市民の方が市役所に意見を言っても、検討してくれない場合が多数あると伺いました。先日も困っていることがあって相談に行ったところ、相手にしてくれなかったと話してくれました。相談者にそんな感想を持たれるようでは不信感が募るだけです。市民の方は、その時は相談者かも知れませんが、違う局面では市役所の支援者になるかも知れないのです。一人を大切にして欲しいものです。

福祉事業

大阪市の福祉事業者が和歌山市に来てくれたので懇談する時間をいただきました。福祉事業者の賃金に関して説明を聞いて驚くことがありました。大阪府下で福祉の求人を出した場合と和歌山市内で求人を出した場合は、月額にして約3万円の差があるそうです。勿論、大阪府下で働く方が賃金は高いのですが、それにしてもお隣の府県で差があり過ぎます。和歌山市内において年収300万円で求人を出すと、とても多くの人からの応募があるのですが、大阪府内で300万円の賃金で求人を出しても集まらないそうです。

また、和歌山市内の福祉に従事している職員さんの年収は約220万円と伺いました。ただ実態は月額約16万円の場合もあり、年収だと約200万円だと伺いました。和歌山市の場合、最低賃金で働いている場合もあり、給与水準は全国で最低の位置にあるようです。

福祉事業者の職員さんの給与水準を引き上げることが大きな社会的使命です。

その他
  • 皆さんのところに訪問させていただきました。どの業界の皆さんも厳しいことを深く理解することができました。売り上げの低下や事業縮小など、良い話を聞くことはありませんでした。これには心が痛みます。地域経済を立て直すには県議会だけではどうにもなりません。今以上の予算増加による公共投資拡大に踏み切る以外に地方自治体か出来ることはありません。経済対策を行うことで何としても経済事情を改善させたいと強く思っています。
  • 今日訪問させていただきました市内の花屋さん、お好み屋さん、喫茶店の皆さん、病院関係者の方、そして広告店の皆さんに深く感謝しています。歓迎してもらえることが元気の素になります。元気の素をいただいた皆さんに感謝しています。
    逆に批判されると精神的に厳しいものがあります。人を批判することは簡単ですが、できたらこれからに期待するような、建設的な意見であって欲しいものです。