今朝9時から夕方まで皆さんのところをお邪魔させていただきました。日曜日の貴重な時間を頂戴した皆さんに感謝しています。
Sさんは数年前にご主人さんを亡くしています。ご主人さん共々お世話になっていたので、その後のことも心配して時々訪問していました。今日はご近所の皆さんと日向ぼっこをしていて、温かくて気持ちよさそうでした。その笑顔を見た時は嬉しく思いました。一人の生活は慣れないでしょうが、今の生活に馴染み始めていることが分かりました。明るい性格ですから近所の皆さんと楽しい日々を過ごしているようです。「あっ、片桐さん」と声を掛けていただき感謝していまするお会いできたことを嬉しく思っています。
元同僚のKさんの実家を訪ねました。会社を退職してから久しく会っていませんが、同じ広報の仕事をしていたことを懐かしく思い出します。机を並べていたのはもう20年も前のことになります。広報誌の作成や取材など締め切りに迫られながらも形に残る仕事をしたことは記憶にも記録にも残るものです。お母さんも良く覚えてくれていて、今も付き合いをしてもらっています。いつまでも変わらないことが素敵なことです。
Uさんには感謝しています。日曜日の午前でしたが、近隣の皆さんのところをついて回ってくれました。Uさんは面倒見の良い人柄ですから、近所の皆さんから慕われています。
「頑張っていることは知っているので、次は我々で盛り上げていなないと」と励ましてくれました。力強い応援をいただき感謝しています。また紹介してくれたDさんの事務所を訪ねたところ、日曜日ですが社長が出社していて、「ちゃんと聞いています。応援しています」と話してくれました。早くも紹介してくれていたことは嬉しいことです。ありがとうございました。
Sさんは今年の初めに膵臓がんが発見されたので、大手術をしたことを知りました。約4時間の手術を耐え抜いて、転移もなく元気を取り戻していました。本当に良かったと思います。趣味の写真撮影も再開して、今年12月には展示会も開催する予定になっています。無理をしないで、そして好きなことに打ち込んで欲しいと話させてもらいました。大先輩にはいつも心配を掛けているのですが、何歳になっても私の姿は若い当時のままのように見えるようです。心配をかけないように全力を尽くしています。
Oさんも元気な姿を見せてくれました。Oさんのことは若い頃から知っています。司法書士試験の勉強をして合格したことや、書道を習い始めて書道で仕事ができるレベルになったことも知っています。何でも熱心に打ち込む姿勢を学ばせてもらいました。書道の書き方も指導してもらいましたが、全く上達しないのは練習量が不足しているからです。Oさんからは「書かないと上達しないですよ」と言われたことを思い出しました。まだ練習をしていないのは不徳の致すところです。そんな懐かしい会話を思い出せたことを嬉しく感じました。
本日は40人の皆さんのところを訪問させていただきました。迎えていただいた全ての皆さんに感謝しています。
森久美子先生のスタジオでフラメンコライブがありました。今回もお招きをいただき、生の迫力に接してきました。言葉で表現できない踊りの迫力でした。本物のフラメンコの迫力は間近で見なければ分かりません。飛び散る汗とアクセサリー、躍動感、情熱の中に潜む哀愁、そして踊り終えた直後の荒い息遣いから激しさを感じ取ることができます。
踊り時間はいつも瞬間ですが、この瞬間のためにどれだけ多くの練習時間を確保しているのか分からない程です。本番を迎えるまでの練習量は半端なものではありません。積み上げられた時間の濃度をライブで感じられることは素敵なことです。何故なら、観る人は膨大な練習量を重ねなくても、その圧縮された時間を鑑賞することができるのですから。これが収録とは違うライブなのです。
ライブの前に森先生の企画で、フラメンコ教室の3人の生徒さんと懇談する時間をいただきました。フラメンコを習い始めたきっかけやフラメンコの魅力について、そして森先生の教室の雰囲気と、練習の楽しさと本番の緊張感についても訪ねました。最後にこれからの夢も聞かせてもらいました。
生徒の皆さんの夢はスペインで踊ることです。そして毎年一回の本番に向かって練習を行っていることの嬉しさと遣り甲斐についても話してくれました。市民会館などの舞台を目指せるので厳しい練習にでも耐えられるのです。本番では不安の連続ですが、やり終えた後の充実感は最高の喜びがあるそうです。それがフラメンコの魅力であり学び甲斐なのです。
こんな素晴らしいフラメンコを和歌山県で教えてくれている森先生に感謝しています。今日のレベルのフラメンコを和歌山県内で観ることは、度々あるものではないのです。観ていて自分も踊れるような気持ちにさせてくれるのは、このフラメンコのレベルが高いことを示してくれます。羽が生えたようなフラメンコが観る人を高いところまで連れていってくれたようです。
ライブは形を残さないので、その瞬間を記憶の中に閉じ込めます。記憶の中に今までのフラメンコの舞台が積み重なり、観る人のフラメンコの鑑賞レベルを高めてくれます。舞台とお客さんがレベルアップしていくことが和歌山県の文化レベルを高めてくれます。この森先生のスタジオの中は、昨年よりも高い鑑賞レベルの中での踊りとなりました。
そんな空間を作ってくれている森先生に感謝しています。