ラジコン飛行機の愛好団体が訪ねてくれました。目的は紀ノ川の河川敷でラジコン飛行機を楽しんでいることに関しての依頼でした。この団体は規約を作り会費を徴収して、河川敷で楽しむ人と共生する遊び方をしています。バーベキューを楽しむ家族や釣り人の自動車などと一緒に遊ぶ空間を持っています。ところが問題になっているのが、単独でラジコン飛行機を楽しむ人などです。マナーの問題や決められたルールを持たないことからビニールハウスや自動車の屋根に墜落するケース発生しています。被害を受けた人は河川管理者に苦情を言うことになります。その度に河川敷の使用範囲が狭められ、その内に遊戯禁止地域に指定されているのです。
真面目に、そしてルールとマナーを守って趣味を楽しんでいる皆さんが迷惑を被っているのです。そのため紀ノ川の河川敷でラジコン飛行機を飛ばせる範囲を指定してもらって、その中でラジコン飛行機を楽しむためのルールを設定し、その範囲に限ってラジコン飛行機を飛ばせる規制を設けて欲しいというものでした。ルールとは保険に加入することや、飛行範囲を確認することなどがありますが、社会のルールと同じように遊びのルールを設定して健全なラジコン飛行が出来る地域を要望しています。
一人の傍迷惑な行為が全体に波及を及ぼしています。社会は違法な行動をする人がいると規制が強くなっていきます。ある分野で自由度が低いのは、過去にルールを守らなかった人がいたことがあります。みんなが安全に過ごせるためのルールが、規律を乱す人のために設定されるのでは堪ったものではありません。ルールと範囲規制を行い、ルールとマナーのある人や団体が楽しめる空間に変更させたいものです。
新堀保育園に植樹のための訪問いたしました。年長組み園児と一緒にサツキツツジを30本植樹してきました。花壇に穴を掘り、肥料と水やりを行った後に植樹を行いました。園児は楽しみながら植える作業を行ってくれました。子ども達は苗木を植えることにも熱心で、そして楽しみながら作業をしてくれました。
平成23年5月には真っ赤な花を咲かせてくれると思います。年長組みは卒園していますが、自分達で植えたサツキツツジの思い出は持っておいて欲しいものです。一緒に楽しめたことに感謝しています。
国の名勝指定を受けた和歌の浦地域の観光振興とおもてなしの気持ち、そしてハード整備の要望活動を下副知事宛に行いました。要望活動に参加してくれたのは、東照宮の西川宮司さんを初めとする、和歌の浦を拠点として活動を続けてきた役員の皆さん6人でした。
国の名勝指定を受けるずっと以前から和歌の浦をきれいにするための清掃や薪能イベントを実施しています。歴史を積み重ね、磨かれてきた文化と景観を守る活動を地元の皆さんが継続してくれているのです。このことが国の名勝指定につながったと思います。
ただ物足りなさがあります。平成22年5月に国の名勝指定の内定を受け、同年8月1日に正式に国の名勝指定を受けました。それを受けるだけでは、地域振興や観光振興につながらないのです。国の名勝指定の重さを分る和歌山県人である必要があります。国の名勝指定以降シテイ地域内に動きはなく、観光のお客さんに不親切な状態が続いています。
自動車道に和歌の浦までの観光表示板や道路標識を設置するなどの必要性を感じていますが、価値観の異なる人か組織内にいるのも事実です。その事実を首長の前で指摘したところ、その首長「現在の自動車にはカーナビがついているので、道路や観光案内板は不必要です」と応えました。何とセンスのない首長なのでしょうか。これでは何のために国の名勝指定を受けたのか分りません。
これからが大事な時期に差し掛かります。今日の要望書を契機として和歌の浦振興に勤めたいと考えています。要望の概要は次の通りです。
要望書
平成22年8月1日、和歌の浦の第一区が国の名勝指定を受けました。和歌の浦が国にその価値を認められたことは和歌山県にとって誇るべきことであり、後世に伝えなければならない責任を負える素晴らしいこととなりました。また観光のお客さんにも和歌山県、和歌山市に来てもらえる絶好の機会となりますし、観光立県和歌山県を志向する県としても、和歌山城や和歌の浦を観光の核としている和歌山市にとっても、観光行政に力を入れるべきポイントが明確になったと考えています。
和歌の浦地域ではボランティアによる地域活動が盛んで、清掃活動や文化活動を実践して地域の力を高めているところです。しかし施設整備や道路整備においては行政機関との連携が不可欠であります。
そこで関係諸機関の基本的な考えをお聞きしたいと思います。また、和歌の浦地域を中心に活動している私たちからの総意として、和歌の浦が国の名勝指定地域として誇れるために、以下の項目に関して全力を挙げて取り組みしていただくことを要望いたします。
『和歌の浦の国名勝指定にあたる和歌山県・和歌山市への要望』
- 和歌浦地区に道標の設置、道標、観光案内版、音声案内装置の設置。観光案内版は統一した仕様とし、音声案内装置は観光客に短時間で和歌の浦を説明するのに適しています。また、英語、中国語、韓国語でも案内できるので外国人観光客を迎えるためにも必要です。
- 和歌山インターチャンジやJR和歌山駅、南海和歌山市駅から、和歌の浦への経路に対して適切な道路標識の設置。
- 玉津島神社周辺、津子山の遊歩道へのトイレの設置。観光客におもてなしの気持ちを持って迎えるために絶対に必要です。主要観光地で適切な場所にトイレのないところはありません。国名勝指定地域にないのは、地域としておもてなしの気持ちがないのと同じです。
- 奠供山・鏡山・妹背山の登山道路の整備、・清掃・管理の充実及び手すりの設置。
- 妹背山海禅院及び玉津島神社等の文化財修復の援助。
- 山部赤人の歌碑、芭蕉の句碑の安全な見学の確保。
- 国の名称指定にはプレジャーボートの乗り入れ年中全面禁止。今後は、和歌浦湾から騒音と危険を伴う乗り物、例えば、プレジャーボートの乗り入れの禁止。他府県からも頻繁に進入しています。
- 妹背山頂上に山部赤人の第二反歌の立て札の設置。元々、設置していたのですが、現在は朽ち果ててしまっています。
- 和歌の浦の歴史を初めとする地域に誇れる教育の学校教育及び社会教育の実施。
以上の要望を下副知事に行いました。
- 和歌山県でエステの職業訓練教育を行っている組織があります。この部門の職業訓練の支援申請は和歌山県では初めてのことです。大都市では職業として成り立っているため支援の対象となっていますが、地方都市ではそうでもないようです。和歌山県においても国の支援が受けられ、職業として成り立つ仕事に仕上げたいものです。
- 夜はミニ集会を実施しました。和歌山県を元気にしている踊りのチームの練習の合間を縫って会員の皆さんに対して実施したものです。子どもの団員の保護者の皆さんや踊っている皆さんとも話し合いができ、楽しいひと時となりました。