活動報告・レポート
2010年11月13日(土)
懇親会
スポーツ交流会
スポーツ交流会

朝9時からスポーツ交流会があり参加させてもらいました。グラウンド内で開会式が執り行われ、挨拶の時間をいただきました。大会はキックベースボール大会のトーナメント戦で、子どもも含めて皆さんがスポーツを楽しむ一日となりました。そしてグラウンドの外では、スタッフがボランティアでお店を出展してくれました。焼きそばや焼き鳥、そしてスペアリブなどを焼いて参加者に提供してくれました。

スポーツ交流会に参加した人も、飲食のお手伝いをしてくれた方も、そして応援に駆けつけてくれた皆さんも、秋の一日を楽しむことが出来たようです。

講演会

「紀伊山地の霊場と参詣道」・世界遺産公開講座in和歌山「文化・宗教の違いを超え世界の平和へ」が開催されます。報道資料提供をいたしましたが、開催概要は次の通りです。

日時 平成22年11月20日(土)午後1時〜5時まで。
場所 フォルテワジマ3階フュージョン・ミュージアム・ニット&トーイ 多目的ホール
内容 次の講座となります。
講座(1)「神仏が相和して千二百年」
丹生都比売神社宮司 丹生 晃市
講座(2)「イベリア半島におけるキリスト教と異宗教の関係と歴史」(仮称・予定)
Jose M. Andrade ホセ・アンドラーデ
(スペイン・サンティアゴ・デ・コンポステーラ大学
地理・歴史学部中世歴史学科専任教授)
講座(3)「丹生都比売神社で行なわれた舞楽曼荼羅供」
東京学芸大学准教授 遠藤 徹
講座(4)「天野舞楽法会の装束」
高田装束研究所長(元東京藝術大学講師)高田 倭男

この講座を通じて訴えたい、21世紀における世界遺産の存在意義と価値は次の通りです。

鎌倉時代はじめから江戸後期まで、高野山開山以来の守護神である和歌山県かつらぎ町天野に鎮座する丹生都比売神社に於いて、舞楽を伴った法会が行われてきました。高野山開山千二百年を迎える今、その研究が進められ、当時の古絵図が発見され、壮大な規模で行われたその全貌が明らかになって来ています。

日本人にとって、「神と仏が共存する信仰」は、当然のこととして考えられてきましたが、千年以上にわたり「神道と仏教が融合」してきたことにユネスコが注目、その「文化的景観」がこの紀伊山地にあるとして、平成16年にこの地域を世界遺産に登録したことからも明らかなように、異なる宗教が融合し共に繁栄してきたことは、宗教的対立から戦いの絶えない世界の基準に照らせば、「奇跡」と言っても過言ではありません。

高野山と丹生都比売神社に於ける「神道と仏教が融合」。その象徴的行事として、この「舞楽曼荼羅供」があります。これは、高野山から百人余の僧侶が、守護神である丹生明神に国の平和を祈る法要として、神社の神前で曼荼羅供(大法要)を行い、壮大なスケールで舞楽と声明が奉納されたものです。平成26年の世界遺産登録10周年、翌27年の高野山開山千二百年に向け、現在その復興も計画されています。

まず、舞楽曼荼羅供の背景となる神仏関係について丹生宮司より、研究に取り組まれている遠藤先生からその全容を、また東京国立博物館・高野山霊宝館等に所蔵する舞楽装束について有職の専門家である高田先生に講演をいただきます。

次に、同じく「巡礼の道」が世界遺産として登録されていることから、和歌山県が交流を持つスペイン・ガリシア州・サンティアゴより参加のサンティアゴ・デ・コンポステーラ大学の専門家から「キリスト教と異宗教の関わり方」について発表いただき、紀伊半島とイベリア半島の巡礼・異宗教間の関係を比較する中で、日本が成し得た「神仏習合(異宗教の融合)」の21世紀世界における意味・意義を考え、「舞楽曼荼羅供」を「世界の平和を祈る象徴」として復活させる可能性を探ります。

懇親会

嬉しいことに以前の職場の先輩、同僚が激励会を催してくれました。約20名の仲間が参加してくれた、とても楽しく懐かしい会合となりました。準備してくれた皆さん、そして参加してくれた皆さんに感謝しています。ありがとうございます。

一緒に仕事をしたのは、もう20年ほど前のことになります。それでも今日までお付き合いをしてくれていることに感謝していますし、議員活動に理解をしてくれた上、励まし続けてくれていることに感謝するばかりです。

遠くは滋賀県、奈良県からも参加してくれた方がいて、「かつては滋賀県と奈良県と和歌山県は近畿の中でも同規模の県だったのに、いつの間にか遅れを取っているので、これから追い上げたい」と話をさせてもらいましたが、これからも良い関係を保ち続けたいと思っています。

約2時間の懇親会は、瞬く間に過ぎ去りました。タイムマシンに乗ったような時間でした。ありがとうございました。

後援会会合

夕方からは後援会会合を開催しました。現在、後援会活動を実施していますが、皆さんから意思疎通を図る機会としました。年末を控えて慌しくなりますが、12月に向けて再度活動方針を示させていただきました。

また私からは和歌山県における経済対策、雇用対策、公共投資の必要性、そして公教育問題について考え方を述べさせていただきました。和歌山県にとって最重要課題は、何が何でも経済対策としての公共投資、雇用対策です。これを肯定しない政策はあり得ませんし、今すぐ強力に推進していく必要があります。経済対策と雇用対策に関しては、何度となく話していますし、活動報告でも考え方を掲載していますから、今回の説明内容は割愛させていただきます。正しい公教育の必要性に関しては、歴史の観点から説明が必要ですので簡単に記載します。

まず現在、領土問題を巡って中国とロシアとの関係が問題となっていますが、わが国固有の領土を守れないようでは話になりません。その根本は公教育にあります。生まれた国を誇りに思えないような歴史観を植えつけるような教育は、世界ではあり得ないことです。どこの国でも自国の歴史を子どもに教え、そして誇りを持てる国であることと、自分たちの国を次の時代で反映することを目指しています。誇りと絶え間ない歴史の継続こそが教育なのです。

ロシアでは子どもの時代から徹底的に領土問題を教え込むと聞いたことがあります。歴史上、財政難から窮したロシアは、アラスカを安値でアメリカに売却した事実があり、その悔いが今も残っているそうです。領土を失うようなことは今後とも絶対にしてはならないことを歴史教育で教え込んでいます。ロシアか領土に執着しているのは教育から来ているものですから、簡単に妥協してくれるものではないのです。教育とは民族、国家の先輩方が守り築いてきた集大成であり、子ども達に伝えたい知識の宝庫です。少なくとも自分の国が正義であった歴史がそこに刻まれています。だからこそ子ども達は国に誇りを持つのです。

もし自虐的な歴史教育を行っている国があるとしたら、生まれた国に誇りを持てなくなるばかりか、領土に関して異論を唱える国に対して謝罪するばかりとなります。自分の国に誇りを持てない国があることは、歴史上、あり得ないことです。

公教育は国の将来において重要な取り組みです。地方自治体においても公教育のレベルを上げることと、この地域に誇りを持ち、そして国のリーダーを輩出する意気込みを持ちたいと考えています。

懇親会

本日最終の懇親会を行いました。時間にして24時までの長丁場となりました。ここでも教育問題が議論の対象となりました。和歌山市の場合ですが、総予算に占める教育予算の割合は10パーセントを切っています。そして校舎の耐震費用やふじと台小学校の建設費用などのハード設備を除くと7パーセント台まで落ち込みます。つまり子ども達への教育に掛ける予算は脆弱なのです。これでは公教育のレベル向上につながることはありません。予算は力となります。教育の効果は今直ぐのものではありませんから、費用対効果の観点から予算削減は容易ですから削っているようですが、これでは将来への展望は開けません。

教育予算を確保して欲しいと強い要望がありました。これは自分の子どもはもう大人になっている皆さんからの要望です。自分と直接関係がなくても、熱く語ってくれました。この国を思い、そして和歌山県のことを思っている皆さんの心が響きました。しっかりと確認しておきます。