本日、和歌山県知事選挙が告示され、現職と新人二人による知事選が始まりました。 投票日は平成22年11月28日の日曜日で、即日開票される予定です。そして翌日の29日の月曜日から平成22年12月県議会定例会が開会なりますから、新知事にとって大変な日程となっています。当選した翌日から議会という日程で人事院勧告に伴う給与引き下げなどの諸課題に挑戦することになります。
盛り上がり感に欠けているように思いますが、これから向こう4年間の県政の舵取り役を決める戦いが始まりました。
韓国の公教育の熱心さは、日本の公教育の比ではないと伺いました。小学校から英語教育は当然のこと、第二外国語も必修となっています。そのため韓国語と英語は話せますし、第二外国語で多く選択されている中国語も話せる生徒が増えているようです。韓国企業の強さの秘密が分るようです。英語を母国語のように操れることによって、国際取引を優位に運ぶことができるからです。欧米と中国とのビジネスで通訳を介さないで実施できる優位性はある筈です。
一方、わが国の英語教育は寒さを通り越して凍える時代が続いています。公教育を受けている小学生が英語を話せていると聞いたことがありませんし、まして中国語を話せる小学生は、少なくても和歌山県内にはいないと思います。中学校、高校へと進学して行っても変わらない状態にあります。
今までのように他の国が経済大国だと認めてくれていると、日本語と通訳でビジネスが成り立っていましたが現代は違います。世界共通語の英語で取引できるレベルの語学力は必須ですし、中国語の必要性も個人的には痛感しています。小学校の時代から英語と中国語を学べることは、大人になった時に大いに役立つことになります。韓国ではそんな武器を小学生が身に付けているのです。
日本語だけでこれからもビジネスができると思うのは間違いです。日本は特殊な国ではありませんし、同じ土俵に立つためには外国語は絶対に必要です。もし外国語が不要だという大人がいるとしたら、何を持って不要なのか聞きたいところです。今の小学生が英語を身に付けられないで大人になり、国際社会で通用しないとしたら、無責任な考えを押し付けている大人が責任を取ってくれるのでしょうか。誰もそんな責任を取ることはできません。子どもが大人になった時に苦労することになるのです。
そこで某社会奉仕団体が、和歌山県教育委員会の若手職員さんを韓国に研修に行ってもらえるプログラムを策定しています。一ヶ月間、韓国に出張してもらって、韓国の教育委員会や高校の教育体制や授業を実地で学んでもらいます。家庭教育にも踏み込んで韓国の教育の熱を和歌山県に導入してもらう計画です。
一ヶ月も韓国に研修に派遣してもらえる機会は多くはなく、しかも旅費と宿泊費などの全ての費用は社会奉仕団体が持ってくれますから、教育委員会の財政出動はありません。この機会を活かすことが和歌山県の将来を明るいものにします。教育は時間が掛かりますが、確かな将来への投資です。この教育への投資を実施しないと、将来も良くても現状のままとなります。そんな和歌山県を引き継がないためにも、韓国研修の機会を活かしたいと考えています。
和歌山市内の峠にある飲食店は、自動車の通行量と共にお客さんが増え、賑わっています。道路が完成すると新しく完成した道路沿いが発展し、これまでの道路サイドは衰退していきます。自動車の流れが変わると人の流れも変わります。峠のお店の店主と懇談したところ、和歌山県は元気がないので経済活動を活発化させて欲しいと要望がありました。
ところで知事選挙が始まったことを知らない方が多くいました。県民の中で知事選挙を知らない方がいる選挙になっているのは不思議なことです。みんなの代表を選んでいるのに、選んでいることを知らないのでは、この県は良くなりません。無関心が地域力を衰退させる要因の一つだと思っています。
和歌の浦の料亭芦辺屋で孫文と南方熊楠が会っていたことがありました。歴史上は、1901年2月14日の出来事でした。今年、国の名勝指定を受けた和歌の浦に孫文と南方熊楠が再会した跡地を皆さんに知ってもらい、観光名所となるような案内板を設置したいとの話を伺いました。和歌の浦で、当時の世界の巨人が会っていた歴史を知る人は少ないと思います。歴史に埋もれさせないためにも、観光案内版の設置と音声案内装置を取り付けたいものです。
この件に関しては調査を継続させたいと考えています。
和歌山県とJAXAが宇宙教育に関する協定を交わす準備を進めています。宇宙教育を志向している和歌山県がJAXAと協定を締結できることは歓迎すべきことです。宇宙に最も近い県が和歌山県でいられるように協定を取り交わすこととなりました。この協定を基にして、県下市町村で宇宙教育に熱心がところがあれば、覚書を交わしていきたいものです。和歌山県にとって、JAXAと協力関係をすることを約束してくれる協定書の締結は好ましいことだと考えています。
宇宙体験プログラムへの教師派遣を代表的施策とする取り組みを、これから実践して行くためにJAXAとの協定書は必要なものです。和歌山県には宇宙がある、そのことを覚えておきたいものです。
セラヴィ神前で開催される予定のクリスマスディナーに関する打合せを行いました。開催時期は、平成22年12月23日から26日までの四日間です。四日間を通じて入居されている皆さんにと地域の皆さんにライブを楽しんでもらう企画にしています。
ライブの精神は、「もしかしたら、今年のクリスマスが人生で最後のクリスマスになるかも知れない」人がいるのです。最後のクリスマスを楽しんでもらいたいと思うオーナーの意向が反映されるライブとなりそうです。私たちは、まだ死なないと思っているので、クリスマスに対しての感慨はありませんが、人生で最後になるかもしれないクリスマスライブは、聴いてもらう人に人生の思い出を提供して欲しいものです。
最後のライブの気持ちで演奏してくれる二組が決定しました。今から12月のライブを楽しみにしています。