活動報告・レポート
2010年10月30日(土)
経済論議
経済論議

経済情勢に関しての意見交換を行いました。年収400万円から300万円台の時代へと突入するという予想もあり、これからの時代は自己防衛の必要性があります。年収を増やすことは容易ではありませんから、どれだけ支出を押さえるかがポイントとなります。徐々に支出を抑えるためには現在の経費や生活費の30%を削減することから始めたいところです。先日も経費削減に関して同じような話がありましたが、実勢を上げている経営者が言うことは共通項があります。

ただ経費削減はここ数年をかけて行っている企業や個人が多いと思いますから、ここから更に絞るのは簡単なことではありません。人件費や事務所費などの削減が考えられますが、その削減した分のわが国の経済規模は縮小するという循環となりますから、全体のパイは益々縮小しデフレに拍車が掛かります。これから暫くはデフレ脱却の見込みはないことになります。

加えて1ドル80円を切るような円高ですから、輸出企業は持ちこたえられるかどうかの段階にあります。東証一部の一部大手企業は、1ドル75円でもやっていけるように体質改善を終えていると聞きました。体力のある企業は大丈夫ですが、地方の輸出系の会社にとっては厳しい環境です。1ドル75円、そして年収300万円の時代に突入する前に、地方経済が成り立つような行政運営の必要性を一段と強く感じました。

ところで首都圏や大阪での事務所ビルの賃貸価格も低下しています。企業の事業規模縮小によって事務所が撤退していることや、より安価の場所に移転しているためです。首都圏の一等地でも1坪2万円程度にまで下落していると聞きました。ではどこまで下がるのかの問いに対しては、2万円かゼロかの回答でした。つまりこれ以上賃料を下げると、ビル所有者の金融機関への返済が滞納することになり下げられない線まで来ているということです。そして1坪2万円の支払いが厳しくなった借主は、そこから退去することになります。つまり所有者の収入はゼロになる訳です。これ以上賃料が下げられない、そうしたら撤去という事態で、どちらにしても厳しい環境が続くことになります。

和歌山市の状況は確認できていませんが、詳しい方の予測では、「今でも空室が溢れている状況において、新規のビルを建設しても事務所が埋まることはない」というものでした。

ひとつ面白い見解がありました。和歌山市が県庁所在地の中で最も少子高齢化が進展し、人口減少と地価の下落に見舞われている市であるため、再生モデルになり得るというものです。和歌山市を現状から立て直すことができたら、これから全国で起こり得る事象の再生モデルになれるとすれは、何としても都市再生計画を考えたいところです。都市再生に関して、諦めではなくて少しやりがいを感じる議論となりました。

弁護士の話

ところで日本人の意識も大きく変化していると伺いました。某弁護士との会話の中で、最近の日本人は、簡単に諦めて意欲を失う人が多く、そこから這い上がろうとする強さが感じられないというものです。そして恥を恥と思わない人が多く、支払命令の判決を受けても支払いをしない人や逃げてしまう人が多く、それでは敗者復活どころか、一生逃げ続ける負け犬の人生を過ごすことになることを懸念されていました。一度や二度の敗北が問題なのではなくて、敗北した後の態度が問題です。お世話になった人や周囲の人に、決して迷惑を掛けないようにするのが復活する人に共通した強さだそうです。迷惑を掛けて逃げてしまうようでは、二度と復活、再生することはありません。理由は簡単で、復活するために必要なものは友人と信頼だからです。それを失うことは、今後、事業にしても何をしても上手く進展することはありません。

友人と信頼、ギリと人情は日本人が持っていたものですが、その精神が失われつつあることで、日本人の素晴らしさも消え去ろうとしている時代です。日本人が日本人でなくなる時代。従来の日本人的性善説から世界の常識的な性悪説へと意識を変える必要かあるかも知れません。個人の意識が変化しているのですから、日本人全体としての国家感も変化するのは当然のような気がしました。世界から尊敬され、これからの世界を変える力を持っている日本人が、人からの信頼を何とも思わないようでは、世界のリーダーの一人に名を連ねることはできることではありません。もう一度、修身教育も必要な時期に入っているように感じました。

それにしても人の本性が剥き出しになる争いの世界に、現代人を垣間見たような気がしました。

懇親会

飲食組合の役員の皆さんとの懇親会に参加しました。お誘いをいただいたことに感謝しています。飲食が元気にならないとまちは元気にならないと思い、懸命に取り組んでいる皆さんとの懇親は楽しいものでした。日本バーテンダー協会に所属し、今も現役で素敵なカクテルを飲ませてくれるNさんは、心から歓迎してくれました。私たちのタイプを見て、それに合わせてカクテルを出してくれました。カクテルの味は表現が複雑で、甘くてすっきりとしたものや、キレがあり後から甘くなってくるものなどがあり、飲食と会話が楽しめます。和歌山で飲食を楽しめる、これからのまちづくりに期待感が高めています。