活動報告・レポート
2010年10月23日(土)
青少年健全育成県民大会
懇談
和歌山市から伊都郡かつらぎ町に向かう途中、Kさんと懇談する時間をとりました。最近、時間がタイトなので暫く振りだったのですが、元気に仕事をしているので安心しました。請け負う単価が下がっているので、仕事は本当に厳しいと現状を伝えてくれました。仕事と単価を増やすことが和歌山県の経済再生につながりますが、言うほど簡単ではありません。言うことよりも行動が大切ですから、県に批判を言う体質から動ける体質に変えたいと考えています。
青少年健全育成県民大会
平成22年度青少年健全育成県民大会が、かつらぎ町総合文化会館「あじさいホール」で開催され、来賓として出席させていただきました。この大会は、青少年の思いを大人が受け止め、青少年を見守り育てる環境を築いていくことを目的としています。さて県議会議長の代理として、福祉環境委員長の立場から県議会を代表して挨拶をさせていただきました。
平成22年度、青少年健全育成県民大会の開催にあたり、県議会を代表してお祝いの言葉を申し上げます。皆様方には、各地域で青少年の健全育成のために日々、ご尽力されていますことに対し、心から感謝を申し上げます。また本日、栄えある表彰を受けられます皆様方には、長年にわたり地道な活動を続けてこられたご苦労や善幸に対して深く敬意を表する次第です。
さて近年わが国では、急速な少子化の進行や情報化、国際社会の進展により、青少年を取り巻く環境が大きく変化しています。このような状況下で、フリーターやニートと呼ばれる若者の数が増えるなど、若者の社会的自立の遅れや、児童虐待や子どもが被害者となる事件等の相次ぐ発生、青少年の健全な育成を阻害する恐れのある違法、有害な情報の氾濫等が問題となっています。
こうした中にあって、皆様方の活動も非常にご苦労が多いものと、ご推察申し上げますが、それだけに期待も大きく、地域における皆様方の役割は大変重要なものになっています。どうかわが国の将来を担う青少年のために、引き続き関係者等と連携を密にした各種活動を展開下さるようお願いいたします。
私ども県議会としても、青少年が健やかに成長するために、全力を挙げて取り組む所存でございますので、今後とも皆様方のご支援、ご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
最後に、関係団体の益々のご発展と皆様方のご活躍をお祈り申し上げ、祝辞といたします。ありがとうございました。
そして壇上から表彰を受けられた皆さんの表情を見ていると、本当に健やかで今日の日の喜びを感じさせてくれます。壇上に登る時の晴れやかな顔は、一所懸命に青少年育成に取り組んできた誇りすら感じさせてくれます。何事も表彰を受けるに至る活動を続けることは簡単なことではありません。一つのことを最低10年以上、継続し続けることが表彰に至るための唯一の方法です。今日始めて来年表彰を受けられるようなものは何一つとしてありません。
一つのことを継続してきた皆さんが壇上に上りました。緊張感と達成感、そしてこれからの使命を受けた独特の緊縛した空気がありました。皆さんの功績に深く敬意を表します。
意見交換
かつらぎ町から和歌山市に戻る間、Yさんと意見交換する時間をとり、和歌山県を活性化させるための方策に関して話し合いました。仕事のある東京と住んでいる和歌山を往復しているYさんですが、和歌山の発展の可能性を感じて東京に住むことは考えていないのです。数年以内に何とか和歌山県を再生させて欲しいと、できる限りの協力をしたいと思っていることを伝えてくれました。
懇親会
夜は懇親会を行いました。日頃からお世話になっているTさんが、数人の方を紹介してくれたものです。皆さんとの交流は大変楽しくて勉強になるものでした。飲食店を経営しているUさんの気配りは勉強になりました。Uさんの食事スペースは、とてもきれいに保たれていて、一緒に食事をしていると気持ち良くなります。机に汚れがなく、食べた後の食器はきれいに揃え重ねられています。グラスの底の水分をおしぼりで拭き取るなど、気配りができ、お店の人の負担を取り除いています。サービス業に従事したのは24歳の時で、飲食店経営に乗り出したのが40歳の時だと伺いました。複数の店舗経営をしていますが、大阪や東京のサービスの良い店舗の事例を学び、和歌山市内のお店にそのサービスを取り入れています。かつての10年の進化が今では一ヶ月程度のスピードになっています。変化の速度が速いので、今までは当たり前と思っていたサービスが、数ヶ月も放置しておけば時代遅れになるのは必至です。
Uさんに聞いたところ、同業種で全国展開をしている飲食店のサービスはレベルが高いそうです。一緒のことをしていても太刀打ちできないので、サービスレベルの高い先進店舗を参考にして追従しています。それでも追いつけないそうです。ですから、居酒屋で全国展開している年下の経営者を尊敬していると伺いました。ライバルから尊敬の対象となり、業界をリードして欲しいと今では応援しています。
その心構えがこのお店を繁盛店にしている秘訣です。このお店が開店してから20年が経過しています。気がつくと周囲のお店のほとんどが閉店しています。20年間も生き残れる飲食店には何か秘訣があります。経営者の気配りと向上心が店舗を繁盛させているように感じました。
Kさんは電気工事の経営者です。ところが和歌山県内での仕事は少なくて、県外で仕事をしていることが大半となっています。理由は和歌山県では仕事がないからです。和歌山県の仕事を充てにしていても、出てこないので仕事のある地域に出て行っています。そして和歌山内での仕事の単価は安くて、県外の仕事を請けた方が単価が高いので交通費を勘案しても、県外の仕事を取る方が利益を上げられるようです。
県外で仕事をしていると、もう一つの利点があるのです。それは全国からやって来ている同業者の技術を学べることです。和歌山県内の仕事のやり方と他府県とでは仕事の方法が違うことが多くあるそうです。新しい技術を体得して和歌山県に持ち込むことができるので、県外の仕事を請負に行っているのです。
和歌山県内での仕事だけでは生活が成り立たないそうです。県外の仕事を得ることで、和歌山県内に会社を設置できているのです。県内の仕事だけで、県内の会社と従業員さんが生活できる状態にしたいものです。
もう一人のKさんからは「片桐さんでしょう。名前はあちらこちらから聞いています。良い評判以外に聞いたことがありません」と話してくれました。嬉しい評価に感謝しています。そして「一度会いたいと思っていました。和歌山県を変えてくれると確信しています」と握手で迎えてくれました。このように心から応援してくれる力強い人と会えると元気をいただけます。人は単純なもので、励まされると元気になりますし、批判されると落ち込みます。誰と会って話をするかによって元気さが違いますし、長期的観点からすると人格も違ってきます。
そしてTさんからも素晴らしい評価をいただきました。感謝するばかりです。「私は50年間商売をしてきて、多くの経営者や政治家と会ってきました。誰が出世してきたか見てきていますし、どんな人が世にでるのか判っているつもりです。片桐さんは将来、日本を背負って立つ人物です。和歌山県だけで留まっていたらダメですよ。私は歴史が好きで調べています。坂本龍馬の凄さは、優しさを持っていたことにあります。武器で相手を倒すのではなくて、人柄で相手を納得させて、薩長同盟や江戸城の無血明け渡しを実現させました。戦うことを前面に出していたら実現できていなかったと思います。優しさで相手を納得させられる人は、今までもそれほどいませんでした。日本を変えてくれた坂本龍馬のような優しさをあなたは持っています。人を柔らかくさせるような自然な優しさを持っている人は、今までいませんでした。これからもっと伸びて行きます。坂本龍馬は志半ばで倒れましたが、あなたは日本を変えるまで伸び続けて欲しいと思っています。それができる人ですから、自分を信じて突き進んで下さい。あなたが倒れたら、後はないですよ」。 身に余る評価です。フィールドは日本だと考えると気持ちが大きくなります。まだまだ行けると信じて活動を行います。
その他
昨日会ったばかりのKさんですが、もう知人のところに走ってくれました。「素晴らしい議員に会ったので応援して欲しい」と依頼するためです。感謝申し上げます。そして何人かの人の所を、Kさんの名前を出して良いので訪ねて欲しいと連絡をいただきました。素早い行動に感謝しています。即座に行動に移してくれたのは、「今まで会ったことのない政治家だったこと、そして何か成し遂げてくれる将来を感じさせてくれた」からだと伺いました。極めて高い評価をいただき感謝しています。
もう一人の方からも話をいただきました。「先月、ある会合で見かたことがあります。その時は誰だか知らなかったのですが、遠くから見ているとオーラを感じました。それが片桐さんであることを聞いて、一度会って話をしたいと思っていました。直接会って話してみると、思っていた通りの人でした。見かけた時と同じ空気を感じますし、優しくそびえている感じがあります。これから託せる人なので、応援すべき人であると思っています」というものでした。
今日も素晴らしい人と出会い、評価していただきました。素晴らしい一日であったことに感謝しています。