活動報告・レポート
2010年10月15日(金)
訪問活動
報告会
朝一番の8時過ぎから、市内の某企業をお邪魔して県議会活動の抱負を話させていただきました。会社の就業時間前でしたが、皆さんに話を聞いてもらえる機会をいただいたことに感謝しています。4年前に県議会に送り出してもらってから元気に活動できているのは皆さんのご支援のお陰であり、その気持ちを忘れないでいることを誇りに思っています。当選した後は人柄さえ変わっている議員がいるとの意見を聞きますが、決してそんな議員ばかりではないことを知ってもらいたいと思っています。
和歌山県の大きな課題は経済対策と新しい産業を創ることにあります。直近の課題への対応と、将来に向けた活性化案の二つを同時に達成することが私たちの役割です。そこに新エネルギーや経済対策と逆行する地球環境問題の対応などが絡まってくると、県政の方向性に関して十分な議論が必要となります。県政が今までの延長線上にあるべきなのか、それとも新しい産業構造の構築など、今までの延長線上にないものを見出すのか考える時期にあります。
今が大切な時です。県政の課題として浮き彫りになっていませんが、向こう4年間の県政をしっかりとしたものとして確立させるためには、一人ひとりの考え方が大切なのです。新エネルギーの導入を考えた、今までにはない新しい和歌山県経済のあり方を目指すための取り組みを考えています。
訪問活動
現代社会で生きる私たちは、毎日慌しい日々を過ごしています。東京や大阪だけではなくて、地方都市においても同じように時間に追われているように感じます。そんな限られた時間の中、約30軒の皆さんの自宅を訪問させていただきました。対応していただいた皆さんに感謝しています。Mさんはご夫婦で大歓迎をしてくれました。「私たちのところまで来てもらう必要はないのに」と話してくれましたが、元気で活動していることを知ってもらえたことや、お会いできたことを嬉しく感じています。二人とも第一次産業に従事していますが、子どもさんは和歌山市内の会社で働いています。ところが仕事が忙しくて、連日のように夜の0時を越えてから帰宅していると伺いました。責任のある職種だそうですが、健康管理には気をつれて欲しいと伝えました。
Mさんの意見として「私たちの思いを伝えてくれる議員」が欲しいというものがありました。国政や首長の選挙では投票行為で思いを託していますが、選挙後に何の反応も感じられないことや、思いを伝える機会がないことを残念に思っていると聞きました。つまり投票した思いが、誰にもどこにも伝わっていないというものです。これでは政治への関心が失われていくだけです。
「地方の政治のあり方は片桐さんの報告や活動で分かるけれども、それ以外は分からないですね」と話してくれたように、何かの手段が必要だと感じています。物理的に、全ての皆さんの下を訪問することはできませんから、思いに対しては思いで返す方法もあると感じています。
お久しぶりだったEさんは、最近体調を崩していました。いつも元気に迎えてくれるだけに驚きましたが、それでも歓迎の意思とおもてなしの態度で応対してくれました。笑顔は多くの人を和ませてくれますが、Eさんの笑顔も素晴らしい出迎えでした。網膜はく離の手術直後だったため、はっきりと見えていないのに珈琲を入れてくれ、30分程度懇談する時間を持ってくれました。「折角、来てくれたのに話をしたいと思って」と気を使ってくれたことに感謝しています。
息子さんの近況を知らせてくれました。学校を卒業後、商社に勤めていたのですが、ある日、取引先である三菱重工を訪ねたところ、工場に戦闘機が置かれていました。商社の仕事にも遣り甲斐を感じていたのですが、その瞬間「心が飛び上がった」のです。
商社の仕事を通じて国を幸せにすることも大事なことですが、国を守ることはもっと大事なことではないかと考えたそうです。戦闘機で日本を守ること、そんな仕事に就きたいと思ったのです。
仕事を続けながら自衛隊を受験し航空隊に入隊できたのです。素人ですから戦闘機に乗るまでは困難な道でしたが、今では戦闘機に乗って日本の空を飛んでいるそうです。一人の若者が戦闘機を見て国を意識し、そして自らが国を守る人になった事実。国防の基本は自分の力で両親や友人を守ることにあります。他人任せにしない一人の人間の決意を聞き、この国は大丈夫だと思うことが出来ました。
政治も同じです。決意があり将来を任せられる人がなるべきです。首長選挙と平成23年春の地方議員選挙が近づいています。一人の思いがつながる選挙にしたいものです。
そしてKさんは会社を定年した後も元気で変わらないでいてくれました。来週は二日間もゴルフの予定があると聞きました。一緒に歩いたところ健脚で歩く速度は十分に速く、毎日歩いていることの効果をうかがい知ることができました。地域のための活動もしているKさんは皆さんからの信頼はとても厚く、「Kさんが連れてくる人だったら信頼できる人だから」という言葉を何度も聞くことができました。
みんなの力を合わせて、和歌山県に元気を分けもらいたいと考えています。
表彰式
自分の言葉と絵で相手に何かを伝えるのが絵手紙です。その絵手紙の展覧会がフォルテワジマで開催されました。絵手紙サークルの皆さんと一緒に鑑賞させていただきました。言葉と絵がはがき大の大きさの紙に描かれているのですが、これが心に温かさを伝えてくれています。作品に込められた作者の思いが伝わってくるのです。表現方法は様々ですが、人が作り上げた作品にはその人の心が詰まっています。最近鑑賞させてもらった絵手紙や水彩画、仏像、そしてフラメンコなど、全てに共通していることです。心の温かさが作品の命です。
心の温かい人の作品は、観る人を笑顔にさせてくれます。絵手紙を鑑賞したのは初めてですが、「講座も見に来て体験下さい」と声を掛けていただきました。観ている態度で本当に観てくれているのか、そうでないのか分かるそうです。本当に気持ちを込めて観ていたと感じてくれたようです。
絵手紙展
短時間で県議会報告を実施させていただきました。仕事を終えた直後の集会のため、集まっていただいた皆さんに感謝しています。そして本日集まってもらった皆さんの関心事は、経済と雇用でした。和歌山県が力を注いでいるのは経済対策と雇用創出ですから、適切な施策を行っていると考えたいところです。
懇親会
日頃からお世話になっている葵会の役員の皆さんと懇親会を行いました。来月、和歌山支部総会が開催されますが、その前に役員の皆さんと懇談の機会をもっていただきました。来年に向けての協力体制の確立に関しても約束してくれるなど、信頼関係をさらに構築できた会合となりました。葵会役員の皆さんに感謝しています。
その他
- イノシシやアライグマの農作物への被害が増加していると聞きました。和歌山県や和歌山市でも対応しているのですが、被害は増加傾向にあります。最初はペットとして飼っていたイノブタやアライグマが逃がされて野生化していることが原因です。元を質せば人間が原因の人的被害です。対応に関して協議を行いました。
- 有料老人ホームの枠の割り当ての公募が予定されています。公募開始は今年11月からですが、高齢社会となっている和歌山市において必要な施策だと考えています。その詳細について確認しました。