活動報告・レポート
2010年10月11日(月)
懇談
懇談
経営者のご夫妻との会話です。とても楽しい時間でした。
和歌山県は元気がないよね。
経済がダメなので、それが原因で問題が発生しているように感じています。例えば資金需要に関しても経営が厳しい会社への融資は困難です。益々会社経営が行き詰まり、資金繰りが出来なくなる。やがて倒産、従業員も取引先も、そして友人達も困ることになります。経営者本人は社会的責任をとるべきですから仕方ないとして、他人に迷惑を掛けていることに対して同義的責任を負うべきです。その覚悟のない経営者が多いので周囲に波及を及ぼしています。つまり取引先は、そのまた取引先へのお金の支払が止まりますから、倒産した会社の直接的な取引先も倒産することになります。この連鎖がありますね。
県の経済対策はあるの。
公共投資を実行することにしています。平成22年9月の県議会定例会で公共投資として約53億円の補正予算を成立させています。これが県内の事業者に行き渡れば、経済効果があります。本年度予算ですから基本的に10月から来年3月までの間に必要な公共事業が行われますから、資金が和歌山県内に放出されることになります。金融機関からの貸付が厳しいため民間投資は期待できません。公共投資が県としての経済対策となります。
全て県内に回るといいのですが。
現在、公共事業は原則入札となりますから県内事業者が落札できるとは限りません。県外事業者が落札する場合がありますが、そんな自体が続くと公共投資の効果が期待できませんから県内経済への影響は低下します。期待するのは県内事業者が落札してくれることです。勿論、談合の問題がありますから全てを指名競争入札にすることは難しいと思いますが、県内公共事業は県内事業者に仕事をして欲しいと願っています。
逆に県外大手が紀伊半島を侵食しています。大手飲食チェーン店、大手珈琲ショップ、大手衣料品店などが行き渡っています。ブランド力があるため品質と価格の両面で、競合する地元事業者が苦戦しています。税金を考えると県内事業者が打ち勝って欲しいのですが、逆に撤退させられる場合があるようです。手段は講じられないと思いますが、県内の消費を他府県にもって行かれています。
法人税は本社所在地ですから県外大手が流行っていても、和歌山県の税収増加には直接結びつかないですね。地元飲食店やパチンコ店に頑張ってもらいたいのですが、大手は価格競争を仕掛けてきますし、消費者はより安い店舗へ、よりブランド力のある商品へと消費行動を起こしますから、行政の力で防ぐことは困難です。自由競争を阻害できませんから、県内事業者に頑張っていただく以外にないのです。
大手チェーン店のサービスが良いのは認めますが、サービスレベルが高いのは行動がマニュアル化されているからです。全国一律の気持ちの良いサービスが提供されていますが、県内では同じレベルのサービスを受けられていないのが残念です。
マニュアルに基づいたサービスは、和歌山県内の従業員さんのサービスレベルを上げています。つまり資質ではなくマニュアルがしっかりしているのです。競合する県内事業者の皆さんには、そのサービスを分析して、従業員さんにそれを上回るサービス提供を目指して欲しいと思います。大手チェーン店と比較して人数が少数だと思いますから、相手のサービスレベルが分かっているのですから、ひとつの店舗内においてサービスで上を行くことは可能だと思います。
良い話が少ないので余計に元気がなくなっていますね。
気持ちは大切です。元気な気持ちになると元気になりますし、沈む気持ちを持っていると行動も縮みます。行動が縮むと活動力が衰えますから消費は伸びません。元気だといっぱい食べたくなりますし、良い消費行動を取りたくなります。勿論、落ちこんだ時には衝動買いをすることもありますが限定的です。
欲しいものがないことと将来への不安への備え、そして収入が低下していることが低迷の原因です。まず収入を上げるために経済対策を行うことが優先です。将来への備えに関しては国が生活制度設計を行う必要があります。年金制度、福祉政策、子どもへの教育などが該当しますが、県で扱うには権限を越えた大きなテーマです。欲しいものがないことに関しては、モノから心の充実、ケアへの消費転換が必要ですね。女性の場合、美容と健康にはお金をかけています。自分ら投資することの価値を見つけているのです。ところが男性は自分への投資が少ないと思います。知識、健康、家族との思い出作りなどに投資する環境を作り出すことが必要だと考えています。
欲しいものがないことと将来への不安への備え、そして収入が低下していることが低迷の原因です。まず収入を上げるために経済対策を行うことが優先です。将来への備えに関しては国が生活制度設計を行う必要があります。年金制度、福祉政策、子どもへの教育などが該当しますが、県で扱うには権限を越えた大きなテーマです。欲しいものがないことに関しては、モノから心の充実、ケアへの消費転換が必要ですね。女性の場合、美容と健康にはお金をかけています。自分ら投資することの価値を見つけているのです。ところが男性は自分への投資が少ないと思います。知識、健康、家族との思い出作りなどに投資する環境を作り出すことが必要だと考えています。
通夜式
夜は通夜式に参列させていただきました。大勢の参列者の皆さんと一緒に故人のご冥福をお祈りいたしました。その直後、親類が危篤状態になったと連絡があり、そのままに駆け込みました。その後息を引き取り残念な結果になりました。
その他
- 政治経済エネルギー研究会の総会の案内の連絡を完了しました。一部、郵送で案内しているところがあるため、最終的には明日、案内が到着することになります。皆さんご参加、お待ちしています。