活動報告・レポート
2010年10月5日(火)
表彰式
県政について
朝一番で県政に関する意見交換を行いました。現知事が和歌山県に導入していることは、正義を貫き通すことと公平公正な県行政の推進だと思います。前知事逮捕の後を受けて正義と公平公正を図ることは絶対的に必要なことでした。その意味での改革効果はあったと思いますが、清流に魚が住まないように浄化された水域のような感じもあります。何が良いのか、何が良くないのか、判断基準をどこに持って行くかで正義はズレを生じます。正義を貫くと、もし従来において全てが正義でなかったとすれば摩擦が生じますし、正義を緩めると従来に戻ることも考えられます。 社会において何が正義なのか、考える契機となる意見交換でした。
意見交換
ふたつの案件に関して協議を行いました。ひとつは医療に関してのことです。高齢社会を迎えるに当たって、医療を充実したものにして欲しいという意見をいただきました。安心して入院できる医療に対する安心感と、十分な入院部屋を設置して欲しいというものです。民間病院の場合は経営がありますから増床は簡単なことではありませんが、皆さんからの課題として受け取りました。もうひとつが和歌の浦が国の名勝指定を受けたことに関してのものです。和歌山市として盛り上がりがないことから、これから何が行われようとしているのか分からないという意見でした。和歌山市が和歌の浦をどう評価しているのか姿勢が見えてこないというものです。
もし市が観光地と考えているのであれば、市民である私たちに適切な広報を行うと思いますが、そんな周知はないことを不思議がっていました。そこから生じている問題に関しても国の名勝指定との関係が不明であることから、国の名勝指定までの経過の説明を聞きたいとの話でした。和歌山県として和歌の浦の観光振興を進めたいことを説明しました。
昼食
昼食をいただきながらミーティングを実施しました。県議会議員選挙が選挙戦となる見込みとなり、必要性への疑問が再燃してきました。平成23年4月の統一地方選挙から和歌山市選挙区は議席1名の定数削減が決定しているのに、それをあえて増やすための選挙をすることの意味が分からないと言うものです。しかも1億円以上の選挙費用をかけて実施することが分からないとの意見です。法的な説明は可能ですが、納得してもらえる説明は難しいものです。これから県議会補欠選挙、そして知事選挙へと進みますが、盛り上がるのか不信の中で進むのか、分からない状況だと感じました。
表彰式
和歌山県社会福祉功労者表彰式が執り行われました。場所は和歌山ビッグ愛で、福祉分野で貢献のあった皆さんに対する表彰が行われました。多くの先輩の功績が認められるこの場に参加させてもらえたことは誠に光栄なことで、一緒にお祝いできたことを嬉しく思っています。表彰を目指して活動をしている人は少ないと思いますが、日常の活動の結果、表彰に結びつくことは素晴らしいことです。人によって評価の違いはありますが、自己満足の活動と他者が評価してくれる活動の違いです。どちらも素晴らしい活動ですが、できることなら、他者、それも社会が認めてくれる活動に展開する方が達成感やそれ以降の遣り甲斐に結びつきます。
人に知られずに行っている自己満足の活動も尊いのですが、もしそれが社会から評価されるものであれば、活動内容を世に問うことは生き甲斐につながります。
今回の表彰式は、福祉の仕事に長年携わってきた皆さんが受賞されたものです。地域の福祉は皆さんが支えてくれています。国や県は支援する制度を整えていますが、実際に動いてくれているのは福祉分野で働いている方々です。 今日の栄誉を心からお祝い申し上げます。
県政報告
夕方からは県政報告を行いました。平成22年9月県議会定例会で約65億円の補正予算を行ったことに関して、これは全国で北海道に次ぐ巨額の補正予算であることを伝えました。公共事業によって地域経済を立て直したいと考える県政の意思の表れです。これだけの予算が組めたのは、県として必要な公共事業をまじめに積み重ねていった結果です。政権がどうであれ、県民の皆さんが欲している必要な施策は実行すべきものです。そして一日も早く補正予算を可決して、県内事業者に仕事を発注したいと県議会は考えました。公共投資が県経済を立て直すために出来ることです。積極的な県予算について理解して欲しいと思っています。
そしてエネルギーと地球環境問題への取り組みの先進県を目指した活動に関しても説明させていただきました。風力発電の計画が100基、メガソーラー発電の計画もあることなど、和歌山県は地形的、気候的にも自然エネルギーに適した地域です。この特性を産業に結びつけることが、県として生き延びるために必要なことです。
人類が文化的生活を過ごすためには、エネルギーは絶対的に必要なものです。そのためエネルギー問題は国策ですが、和歌山県で論じられることは幸運なことです。そしてエネルギーのプロとして県議会で活動させてもらっていることに感謝し、これからの4年間はこの問題がもっと議論されますから、継続した活動が必要なことを訴えました。参加してくれた皆さんに感謝しています。
合同例会
ライオンズクラブ合同例会に参加しました。和歌山市内の9つのライオンズクラブが集まる大会は年に一度開催されます。社会奉仕の目的で集まった皆さんと交流を深めました。同じ意識を持つ皆さんとの懇談は夜遅くまで及びました。