掲載記事
2023年12月11日(月)
【和歌山県議会】和歌山市の交通機能充実を
和歌山放送

和歌山県は、JR和歌山駅東口に大型観光バスの駐停車スペースが無いことや、現在、ハーフインターとなっている阪和自動車道・和歌山北インターチェンジのフルインター化など、和歌山市内の交通結節点が直面する課題に対し、和歌山市や交通機関、道路会社などと連携して検討する姿勢を改めて示しました。

これは、12月11日開かれた12月定例県議会で、改新クラブの片桐章浩議員の一般質問に、県の当局が答弁したものです。

和歌山駅東口の大型観光バスの駐停車スペースについて、赤坂武彦地域振興監は「駐停車場所の確保は、鉄道やバス、タクシーなどの円滑な乗り継ぎに大変重要だ。県や公共交通機関などによる『県・公共交通活性化協議会』が策定中の地域公共交通計画でも必要不可欠なものとしていて、今後も自治体や交通機関などと連携して取り組む」と答えました。

また、現在大阪方面のみ出入りが可能な和歌山北インターチェンジのフルインター化について、福本仁志県土整備部長は「インターの供用開始後、周辺には物流関係など11社の企業が進出していて、更なる産業振興や物流の効率化などをはかるため、去年2022年9月、和歌山市がフルインター化への勉強会を発足した。この会で国や県、ネクスコ西日本などが連携して、必要性や構造について検討している」と答えました。