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2021年7月1日(木)
和歌山県誕生150年・和歌山市政130年「陸奥宗光先生乃像」建立50周年記念式典について
和歌山特報

和歌山特報に県議会一般質問「和歌山県誕生150年・和歌山市政130年『陸奥宗光先生乃像』建立50周年記念式典について」が掲載されました。県議会を聴いてくれた方が「県議会はおもしろい」ことを伝えてくれています。県議会は不毛の愚論をしているのではなく、生きている現代の県政に関わる議論をしています。この記事を機として県政に関心を持ってくれることを望んでいます。以下が掲載された記事です。

令和3年6月県議会定例会で片桐章浩議員が「和歌山県誕生150年・和歌山市政130年『陸奥宗光先生乃像』建立50周年記念式典について」の質疑を行いました。傍聴席で質疑を聞いた方から「和歌山県誕生の歴史と故郷の偉人の功績を知り感動しました」と連絡がありました。その質疑の要旨です。

幕末に解体される寸前の紀伊藩、藩主を青年時に救い、壮年時には明治政府の要人となり最重要課題であった不平等条約を改正し、私たちの郷里和歌山県、日本国を守ったのが陸奥宗光外務大臣。版籍奉還を経て和歌山藩となった我が県を、陸奥伯は津田出や北畠道龍たちとともに兵制度をはじめとして産業、生活様式などの藩政改革を行い、新国家形成のモデルとして和歌山を近代化させ、新しい和歌山の誕生に深く関わっています。

このことから徳川親藩であった尾張藩、水戸藩、会津藩は廃藩置県後に県名が変わっていますが、和歌山藩は、県名を“和歌山”県として残された歴史があることを知りました。

それに対して知事からは「陸奥宗光は、明治2年から4年に紀州藩において、地租改正、四民平等、洋式軍隊、廃藩置県の構想をもって藩政改革を行いました。そんな経緯から私は『明治維新は和歌山モデル』と言って主張しています。そしてこの度、民間の方々も盛り上がってくださって『陸奥宗光先生乃像50周年記念式典』が挙行されるとのことです。50年の節目で有志の方々が集い、顕彰されることは誠に結構なことだと思っております」と答えました。

このように陸奥宗光伯と和歌山県について質疑に凝縮されるなど、有意義な議会傍聴になりました。このような議論が交わされている「県議会はおもしろい」と思いました。